【ネタバレあり】レイジングループ 感想と攻略メモ

レビューゲーム

ネタバレしまくるので、未プレイの場合ブラウザバックを推奨します。
超面白かったので是非プレイしてからお読みください。

評価:超面白かった

GWを生贄に捧げプレイしたが、まったく後悔がないくらい面白かった。
序盤と中盤の面白さは神がかっている。
終盤はちょっと疑問のつく展開などがあったが、それでも最高評価を与えて良い作品。
人狼ゲームの魅力をこれ以上ないくらい描写している。

ルートごとの感想

黄泉ルート

OPが実にお金かかってなくてちょっと笑った。
静止画の連続切り替えOPに懐かしさを感じた。

このルートでは主人公は黄泉忌みの宴に参加しないが、
宴の描写はされるので人狼ゲームのひりつき感を味わえる。
宴で言論を戦わせる描写が最高に面白い。
こんなしゃぶりつくすように文章を読むの久しぶりかもしれない。

最終的にオオカミが勝利し、主人公と千枝実は休水を脱出しようとする。
しかし、黄泉人である千枝実の体が崩れてしまい、
主人公も追ってきたオオカミに殺される。
みたいな終わり方をする。

黄泉ルートは最高に楽しめたが、
もうオオカミ役が判明してしまったのでこの先はちょっとつまらなくなるんじゃないか?
とプレイ中に心配していた。
しかし、機知ルートでは僕の心配を越えてもっと面白い展開になっていった。

機知ルート

休水に移住する人として村に訪れることで宴の参加資格を主人公は手に入れる。

そしてびっくりしたのが加護の割り振りがリセットされたこと。
主人公には蛇の加護が割り当てられた。
当然、オオカミの配役も変更されているので、黄泉ルートの情報はあてにならない。
配役変更があるとは思っていなかったのでめっちゃ嬉しかった。

李花子さんがめっちゃヒロインしているルート。
Trueエンド後に設定できる暴露モードにすると裏の本音が表示されるようになるが、
主人公に対する恋慕は本音なのが可愛い。
ラスボスとポンコツ可愛いを両立している凄まじいキャラ。

なんやかんやあってオオカミを特定し捕まえる。
片方はくくって殺し、もう片方は手足を切断しよう、と提案する主人公にドン引きした。

千枝実が主人公の神様が見えないと言っているので、
主人公は確固たる倫理観・正しさ的なものを持っていない。
なので、周りの倫理観などで自身の倫理観などが変動してしまうっぽい。
いきなりサイコなことを言い出したのは、
オオカミ側が銃撃しようとしたのでそれに対応して倫理観を合わせたのだと僕は理解している。

オオカミを全滅させたので李花子と一緒に生きていくことを主人公は選ぶ。
あっさり村に完全移住しようとする主人公に違和感。
宴を経たことで主人公も若干休水的な価値観に染まってしまったんだっけ?

婚約指輪を買って村に戻った所、李花子が誑かした能里清之介によってみんな殺されていた。
李花子が死んだのでまた巻き戻りが発生する。

宴に主人公が本格参戦するので実に面白いルートだった。
蛇という重要な加護故にオオカミに狙われやすい状況で、
生き残りオオカミを特定するにはどうすべきが思考を巡らす展開が素敵。

李花子さんと夫婦になってちょっと幸せになってから巻き戻ってほしかった。

暗黒ルート

カメラマンを生存させるルート。
カメラマンが有能すぎる……。

主人公がオオカミ側に選ばれるという展開に驚いた。
そしてざっしゅざっしゅヒトを殺していく主人公達オオカミ陣営。

あっさり人を殺していく主人公にドン引きした。
休水の人ならともかく、
あっさり生き残るためにオオカミ役をまっとうする主人公のメンタルがいかれてる。

春にとりついている神様が演技ではなく本物っぽいと分かるのがこのルート。

オオカミとして人を殺しまくったら最後謎の怪物が召喚され、日本が滅びそうになる。
デッドエンド時にヒントをくれる羊が本編にも登場し、
羊の能力でまた巻き戻しされる。

神話ルート

Trueエンドに向かうルート。

・掟を遵守しない村人を殺しているのが狼じじいと三車であること
・加護の通達は麻酔で眠らせている間に三車の連中が腹に書く
・オオカミ任命時はお香などで現実感を薄めて本当に神から任命されたかのように錯覚させる
・夜出歩いている人間は狂犬病に罹患した犬をけしかけ殺す。狼ジジイも徘徊して出歩いている人間を殺す
・休水には監視カメラがありヒトを利する証拠などは三車側で処分できるような体制になっている

など宴が人為的に運営されている事実が判明していく

最終的に主人公の弁舌で村人を宴開始前に避難させ、
三車の連中も弁舌で説得する。

李花子のたくらみはめー子のスタンド的な何かで夢の土蜘蛛が食べられてしまい崩壊する。
最後だけスタンド能力みたいなのが出てくるのでがっかりした人も多いと思う。

この解決編だけは僕も正直いまいちだなと感じた。

シナリオの全体を通した感想

黄泉・機知・暗黒ルートまでは最高に楽しかった。
解決編でありTrueEndに向かう神話ルートはツッコミどころが多く、
他のルートに比べるとイマイチだった。

ただこういう和風ホラーテイストな話ってだいたい解決編はぱっとしないからしょうがないと思う。
ぶっちゃけ綺麗にまとまっているほうだと思う。

疑問に思ったことの考察・メモ

現代で宴を開催するメリットが三車にあるか?

・監視カメラ・麻酔ガス噴出設備を全戸に設置。
・扉の鍵を全て遠隔操作で開閉できるようにする。
・狂犬病に罹患した犬を調教し宴中の夜に外出する人間を襲わせる。
・オオカミ役の住居に狼面を置いたり・回収したりする。

こんな手間がかかることをやるメリットがなさすぎて、説得力がない。
反乱させないために休水の力を削ぐという理由は昔ならともかく、現代日本では理由にならない。

狼ジジイを殺したいのかな?とも思ったが、
それだったら直接さくっと殺してしまったほうが早いから理由にならない。

三車が受けるメリットがあまりにない気がした。

黄泉ルートで千枝実の体が崩壊する理由

千枝実の体が崩壊する理由がわけわからないが、公式サイトでこのように言及していた。

a……ループ終端で発生する「謎死」と同じ「ゆめのおわり」現象がここでも起きてる(つまりあの女が死ぬのはこのあたり)

b……本作における神秘現象の考え方「入力結果と出力結果のつじつまがあってれば経過はどうあってもよい」

a+b……これによりあの場の2者間で無意識化で「望んで選ばれた(同意された)明晰夢のような結末」がアレだった ということです

補足……ここで最終的に陽明が殺されることになる「人狼」も 同じ理由で現れた「本物の人狼」です

公式サイト

李花子が死ぬと巻戻りが発生するため、あの場面の「出力結果」は巻き戻りが確定している。
出力結果は確定しているので李花子的にはその過程はどうでもいい。
そういった場合のデフォルト夢設定では登場人物の認識を優先して描写するのではなかろうか。

・千枝実が自分は黄泉人で汚れているから休水からは出られないと信じている。
・一連の異常現象などで主人公も上記言い分を信じてしまった。
なので千枝実と主人公の信じている認識に近い形で体が腐ったり・本物のオオカミに殺されるみたいな展開が発生した。
と、僕は理解している。

宴の運営の難易度の高さに突っ込みたい

・麻酔ガスを適切な量噴出しなければならない。
・狂犬病の犬の調教・運用
・電子錠の保守。宴時に開閉に失敗しないようにメンテが必要。
・オオカミ任命時のお香の量の調整・洗脳できたかどうかの判定。
・夜徘徊している村人を犬と狼ジジイを使って抹殺する。

上記要素だけでもだいぶヒューマンエラーが起きそう。

プロジェクトマネジメント的に難易度が高すぎる。
正直、正常に回せるプロジェクトではない気がする。
なにかしら問題が起きて炎上する案件。

作中の神の種類

・山の神(ムジナ様)
春にとりついている元山の神

・よもつおおかみ
山の神を鎮めるため人柱になった親子が神格を得た神。

・申奈様
人造の神。名家に神格を与えるために色々設定を追加し、
もともと信じられていたよもつおおかみの設定も取り込んだ。

神話ルートで主人公が「よもつおおかみ」として千枝実に撃たれることで神の死を目撃させ、
山の神(ムジナ様)への信仰を促した。

システム

残酷描写OFF機能

ホラーテイストのゲームなのは買う時にわかっていると思う。
この機能はいるんだろうか?
残酷描写をOFFにして遊んだユーザーがどれくらいいるかちょっと興味がある

暴露モード

各ルートのキャラの心情がわかるのが良かった。
もう一回ルートをやり直しながらキャラの本音を見ていくのめっちゃ楽しかった。
おさらいがてらやり直すモチベになるので、色んなノベルゲームでぜひ搭載してほしい機能。
画期的だと思った。
僕がノベルゲームを作ることがあったら似た機能を搭載することをお約束する。
たぶん作らないけど……。

フローチャート

思った以上に使いやすかった。
レイジングループはシステム周りがスマホゲーを基にしていると思えないくらい優秀。

レイジングループのよかった所

・宴のひりついた生死のかかった言論戦
・序盤・中盤の謎が謎を呼ぶ展開
・各キャラの個性が強く、埋没するキャラがいない
・ラスボス・ポンコツヒロインを兼務する李花子
・可愛いけど物騒なヒロイン千枝実
・かわいいかみさま
・暴露モードという神機能。各キャラの本音を見れるのが素晴らしすぎる。もう一回読み直すモチベも湧こうというもの。
・お値段が安い。

レイジングループの悪かった所

・声優学校と協力して作った?らしいので声優レベルが若干低い。棒読みっぽいところもある
・前作のキャラをファンサービスとして出したせいか、謎の能力バトル要素が入ってくる
・謎への解答が雑な部分がある(宴を現代で開催する理由等)

キャラクターごとの感想と完全読本を読むべきか語る

下記記事で語っています。

まとめ

先が気になって気になってしょうがなかったので、
GWの後半を全て捧げてプレイしました。
序盤・中盤あたりは神ゲーとしか言いようがない。

ゲームレビュー一覧

レビューゲーム

Posted by raishin