【ネタバレあり】テイルズ・オブ・グレイセスエフ 感想と攻略メモ
ネタバレありなので、ネタバレくらいたくない人は見ないほうがよいです。
プレイしたきっかけ
テイルズを数多くこなしている人は必ずといっていいほどグレイセスをオススメしてくる。
テイルズ愛好家である妻が例に漏れずオススメしてきたのでプレイしてみた。
キャラクター
アスベル・ラント
戦闘面
主人公だけあってとても使いやすかった。
抜刀状態になると鋼体が付与されるので、
とりあえず突っ込んで抜刀。
その後は適当にB技を振っていればいい。
けっこうな戦闘時間をアスベル君に費やしたが、
これだ、という連携は見つからなかった。
抜刀→砕氷刃→朧月夜→魔王炎撃破→裂空刃
上記連携をひたすら使っていた。
理由は単純で砕氷刃を使った後、
ひたすらXボタン押していれば勝手に技が発動してくれるので楽ちんだったから。
朧月夜がうまく当たらなかったり、
魔王炎撃破で相手が吹っ飛んでしまい味方の攻撃が当たらなくなったり、
とそれなりに不満点のある連携ではあった。
上記よりも良い連携ないか探してみたけど、
ティンとくる連携は見つからなかった。
ほとんどB技しか使わなかったので
アスベルの装備はひたすら術攻撃力が高いものを選択していた。
未来への系譜編にてレイディアントハウルという強い武器が手に入ったが、
攻撃力に偏った武器だったので、
エクスカリバーを使い続けた。
個人的にはとにかく術攻撃力高い武器でB技振りまくるのが楽ちんでいいと思います。
シナリオ
幼少期のアスベルくんは嫌い。
領主の息子としての自覚がなく、
やたら父親に反抗する。
父親への反抗心から無礼な対応ができない来賓客にアポ無し突撃したり、
無責任すぎてやべえ。
幼少期のアスベルくんの年齢は11歳。
現代だと小学校三年生くらい。
その年齢で幼稚な行動繰り返すの見ていて辛い。
グレイセスの序盤は本当にプレイするのが苦痛だった。
幼少期編あっての面白さではあるが、
幼少期編のつまらなさはえぐい。
覚悟を決めてプレイしたその日に幼少期編を終わらせることをオススメしたい。
一気にやらないとグレイセスをやる気力がなくなってしまう。
かったるい幼少期編が終わり青年期になるのとテイルズらしい良い主人公になる。
行動・言動が一貫しており、
気持ちの良い青年に成長している。
騎士学校の教育の素晴らしさが伝わってくる。
終盤ではグレイセス本編のラスボスであるラムダを撃破後説得。
自身の体の中に住まわせるという選択をする。
ある意味ラスボスを説得した主人公。
まさかのラスボスを取り込むという結末に驚愕した。
ソフィ
戦闘面
個人的にアストラルベルト以外のB技が使い辛く、
A技主体で立ち回ることとなった。
A技も敵を浮かしてしまうことが多く、
パーティメンバーに入れておくとソフィのせいでコンボが途切れる減少が多発した。
ヴェスペリアのジュディを思い出す面倒くささ。
グレイセスのシナリオの根幹ともいえるべきキャラクターだが、
上記問題のため、あまり使用しなくなった。
自分で操作して敵に突っ込ませるなら「敵が浮いちゃう問題」はあまり気にならない。
しかし、それなら鋼体持ちで広範囲を薙ぎ払える魔王炎撃破持ちのアスベル君で良い気がする。
シナリオ
ラムダ絶対殺すウーマン(兵器)であることが終盤発覚する。
人間に憧れ、だんだんと人間っぽく成長する姿は尊い。
カニ玉が好きで、カニ玉に関連するスキットは見てておもしろい。
好きなものとしてアスベルとカニ玉が挙げられているのは笑った。
アスベルとシェリアとソフィの3人の関係性が家族っぽくて良かった。
というか最終的に家族になる。
未来への系譜編でアスベルの養子となる。
その後リトルクイーンを取り込んで大人の姿に成長する。
つまり、アスベルはほとんど年齢が変わらない女の子を養子にしている。
しかもこれまでの距離感だとスキンシップは多め。
アスベル君が煩悩と戦う姿が容易に想像できる。
シェリア
戦闘面
パーティーの要。
範囲回復をぽんぽんしてくれるのはシェリアくらいなので、
ボス戦でいないと困る。
攻撃面もフラッシュティア・ディヴァインセイヴァー・インディグネイションなど、
広範囲術攻撃があり、お強い。
アクセルモードは敵の時間を止めるという破格の性能。
その間、攻撃するなり回復するなりなんでもできる。
自分で操作すると術の詠唱時間の長さでイライラする。
操作するよりパーティーメンバーにいてもらうほうが良いきがする。
シナリオ
アスベルに昔から気がある。
ラントにいると約束したのに、
それを破って騎士学校に行ってしまったアスベルに青年期序盤は塩対応。
ほんと幼少期アスベルはクソですね。
スキットを見る限り、パーティーの料理担当はシェリアっぽい。
いろんな場面で女子力・おかん力を発揮する。
女子力高い、
怪我を直してくれる天使、
面倒見の良い女子、
美人、
スカート短い、
これだけの要素がそろっているせいか、実にモテる。
作中ではレイモン・オズウェルに告白されているし、
最後にはアスベルからプロポーズされている。
いい子すぎて応援したくなる女の子。
推しキャラ!
マリク
戦闘面
術攻撃がとても強いので、雑魚戦では重宝した。
A技がかなり特殊なので、自操作だと難しい。
なんだかんだパーティーメンバーに入れていた。
マリクがいると雑魚戦の殲滅速度が速い気がする。
術攻撃キャラではパスカルもいるが、
あっちはかなり防御面が弱いので、
安定をとるならマリクだと思う。
アクセルモード下ならパスカルのほうが強い気もするが、
そんな毎戦闘なれるもんではないので、やっぱマリクで良い気がする。
シナリオ
パーティの頼れる兄貴分。
気遣いができる大人なので、モテる。
各地に現地妻的なものがいるらしい。
フェンデルで革命を目指していた過去があり、
過去エピソードは重め。
テイルズでしっかりパーティを導く大人は貴重。
最後まで頼れる大人であった。
ベラニックで演劇をやった際、
キスするふりをする場面でアスベルを後ろから蹴り飛ばすことで、
シェリアと本当にキスをさせた。
素晴らしい気遣いであった。
まさにできる大人。
ヒューバート
戦闘面
A技・B技ともに優秀。
ラストダンジョンで手に入る武器が攻撃力特化型なので、
A技に傾けようかな?、と一瞬思った。
でも、B技が強くて結局バランス型の武器に戻した。
自分で操作する場合、A技で切り込んでB技で広範囲を巻き込む戦法がよかった。
鋼体がない分、アスベルより防御面が弱い。
その代わり、B技のHit数、範囲は優れている。
パーティメンバーにはおいておきたい。
回復技もあるので、小回りもきく。
個人的には秘奥義1のアンスタンヴァルスの発音がとても好き
下記動画の38秒くらいに載っている
シナリオ
しっかり者の弟。
作中では各所で有能さを見せるが、
ちょっと抜けている所もある。
戦闘後会話の
アスベル 「俺たちは」
アスベル & ソフィ&シェリア 「負けない!!」
ヒューバート 「うわあぁっ!踏むから!踏むからぁー!!」
(アスベルの足元に眼鏡が落ちていて拾おうとする)
がコミカルで好きだった。
↓ 16:35あたりのやつ
惚れた女がまさかのパスカル。
作中でお風呂に入らず、臭い匂いを指摘される女に惚れるとは…。
最終決戦前にちゃんと告白する展開に驚いた。
パスカルが鈍感すぎてスルーされたが、
やる時はやる男であることを証明した。
パスカル
戦闘面
術キャラなのに敵に近づかないと術が当たらないため、
A技を使って敵に近づいてからB技を使う必要がある。
難易度の高いキャラ。
防御面がかなり弱くボス戦でパーティーメンバーに入れていると、
いつのまにかお亡くなりになっている。
雑魚戦ならともかくボス戦に使うのは難しい。
未来への系譜編になるとアクセルモードで鋼体を手に入れるので、
一気に使いやすくなる。
とはいえ、安定感でいえばマリクのほうが上なので、僕はあまり使ってなかった。
シナリオ
船で酔って吐く。
お風呂嫌いのため作中で匂いに言及される、
いびきがうるさい等、
美少女にあるまじき醜態をさらしている。
技術者としては天才的で、
パスカルがいなかったら詰んでいるシーンは多数あった。
戦闘後会話の「いぇ~いやったぁ~トロピカルやっほーぅ!」が実に可愛い。
上に挙げた動画の9:06あたりに載っている。
リチャード
戦闘面
全然使わなかった。
器用貧乏なイメージ。
リチャードがいないと困る場面もないし、
全く使わなくてもクリアできた。
シナリオ
ラムダと同調して人を抹殺しようとした王様。
ラムダをアスベルが取り込んだおかげで、
まともな状態に戻ってからは贖罪のために自省的な性格になっている。
ソフィやアスベルのことを気遣う兄貴分。
ソフィに秘密基地を提供するサブイベントはとても良かった。
陛下はめっちゃ偉い立場なのに前線に出過ぎなので、
ウィンドル政府の高級幹部はきっとかなり困っている。
アスベルもそうだけど、政務放置しすぎでは…。
特にデール公はアスベル達と旅をしているリチャード殿下の代わりに決裁しているはず。
お労しや…。
ラムダ
本編のラスボス。
最後はアスベルに取り込まれ、アスベルの思想に触れデレる。
未来への系譜編ではフォドラの恨みを取り込み、
アスベルが自分にしてくれたように説得を試みた。
ラスボスが仲間になって、
次のボスの説得を手伝う展開はかなりレアなケースだと思った。
本編ラスボスも未来への系譜編ラスボスも消滅させずに説得しようとするのが、
古き良きテイルズらしく素敵。
上記展開のため、テイルズファンはまずグレイセスをオススメするのかもしれない。
ダンジョン
全般
ダンジョンマップがないので、
戦闘が終わった後どちらから来たのかわからなくなって迷子になることが多い。
グレイセスのダンジョンはマップがないし、
そこそこ複雑だしけっこう面倒だった。
ウォールブリッジ地下遺跡
めちゃくちゃ迷ったダンジョン。
この遺跡でダンジョンマップがないことに気づき絶望した。
何度も入り口に戻るくらい、迷子になるし方向を見失った。
砂に埋もれた遺跡
エネルギーを開通させるギミックが面倒すぎて心が折れた。
最初は頑張っていたが、ダンジョン終盤のギミックで諦めた。
攻略サイトがなければ攻略を諦めたかもしれない。
原素研究所
ボスを倒した後、ダンジョンが崩落する。
脱出するために入り口に戻っていくのだが、
崩落する場所から逃げる時にありがちな謎光線がパーティの邪魔をしてくる。
その光線の数が多すぎてまともに前に進めない。
しかも光線を喰らいまくるので体力がほぼ0になってしまう。
そして一定時間経過するととんでもないスピードで魔物が突っ込んできてエンカウントしてしまう.
上記謎仕様のため、脱出に手間取った。
ラスタ・カナン
テイルズはラストダンジョンは面倒くさいことが多い。
グレイセスも当然面倒くさかった。
もうだるすぎて攻略サイト見ました。
迷子になって10回くらい入り口に戻って諦めました。
良かった所
パーティメンバーの雰囲気
このキャラはちょっと微妙だな、って思うキャラが一人もいなかった。
皆、良いやつで、戦闘後の会話が仲良くて見てて楽しい。
スキットでも仲の良さが全面的に出ていて微笑ましい。
シナリオの完成度の高さ
シナリオの持っていき方、シナリオの結末が美しい。
シナリオのフローが綺麗だと感じた。
テイルズの中で最も完成度が高い作品と言われても納得する。
戦闘システム
戦闘システムの完成度も高い。
アクセルモード、エレスライズ、スタイルチェンジ等
どのシステムも戦闘を面白くしていた。
称号を育てることで使える技が増えたり、
デュアライズで下限CCを増やしたり、
キャラを成長させることが楽しいゲームだった。
読後感の爽快さ
クリアした時の爽やかさがすごい。
エクシリア2やベルセリアを愛している僕だが、
クリア後の爽快感を比較するとグレイセスがNo1かもしれない。
悪かった所
幼少期編
ほんとつまらないので、さっさと青年期編に突入したほうがいい。
これが一番悪い点だと思う。
シナリオ上重要なので、ぜったい飛ばせない編だけど、
つまらないし、アスベルの無責任さにイライラする。
ダンジョンマップがない
迷子の原因。
怠すぎて自力解決を諦めることになった。
船のムービーが遅い
船で移動するムービーが遅くてイライラした。
スキップしたいけど、イベントが発生したら困るからずっと待っていた。
ポアソンの声優
棒演技すぎて、イベントより棒演技が気になってしまった。
もうちょい何とかならなかったのか。
強烈な違和感だった。
グレートブリッジかくれんぼ
くそ面倒くさいサブイベント。
これもダンジョンマップがあれば…。
これも心が折れて攻略サイトを見た。
BGMについて
フェンデルの港の物悲しいBGMが良かった。
本当に困窮している国の切なさがBGMから伝わってきた。
↓の28:40あたり。
全体的な感想
「とりあえずテイルズやってみたい。何から始めるべき?」
と訊かれたら、僕はこれからグレイセスと答える。
そのくらいテイルズらしい、テイルズを体現している作品だった。
悪かったところがあまりなく、あっても矮小な問題なので気にならない。
良いところのほうが圧倒的に多い作品。
戦闘システム、成長システム、シナリオ、キャラクター、どれも高水準。
下手したら一番完成度が高いテイルズかもしれない。
爽やかな作品なのでテイルズ初心者には心から勧めたい。
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