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【ネタバレあり】ニーアレプリカントver1.2…. 感想と攻略メモ

2023年8月6日レビューゲーム,ニーア

ネタバレ全開で感想を書いていくので、
ネタバレ駄目な人はブラウザバック推奨。

キャラクター

主人公ニーア

作中で少年→青年に成長する。
いきなり年数飛ぶのはけっこうびっくりした。
少年時代はめっちゃいい子。
青年になってクールになっても性格の良さが様々なセリフにでてくる。

ヨナの薬代のために売春してお金を稼いでいた設定が存在する。
「ヨナと二人だけでよく暮らしていけるよなぁ」と素朴な疑問がプレイ中に浮かんだが、
現実的でシビアな設定が裏に潜んでいた。

ヨナを救うためにめっちゃ頑張る。
頑張った結果、人類が全滅するという結末を招く。

個人の最善が集団の幸福に繋がるわけじゃないってのが、
実にリアルでビターなのが素敵。

ヨナ

お兄ちゃん大好きっ子。
ヨナを救うためにオリジナルニーアもレプリカントニーアも死ぬほど頑張った。
しかし、オリジナルヨナのゲシュタルト崩壊が進んでいるため、どうあがいても黒紋病は進行する。
よってレプリカントヨナはいずれ死んでしまう。
Aエンドではヨナを救って幸せな未来があるような雰囲気にはなるが、
雰囲気だけでヨナは絶対に死ぬ定め。

Bエンド?だったか、ラスボスを倒した後、
レプリカントニーアの意識がカイネにいきそうになるのを
「お兄ちゃん見て!」
で自分に引き戻すヨナの女としてのムーヴに戦慄した。
ちょいちょい人間の細かい心の動きを表現してくるのがたまらない。

カイネ

エロい格好をしたヒロイン?
まさかの両性具有で、自分を女として強く意識するために下着みたいな格好をしているらしい。
幼いころのエピソードが地獄。

村の人に迫害され、
両性具有だから人前で裸になれ、とか言われる。
可哀想すぎる。

崖の村の連中がをまるっと滅ぼしてしまった時、
さして罪悪感が沸かないのはきっとこの胸糞悪いエピソードのせい。

Eエンドのカイネの台詞がニーアレプリカントの名言の中で一番好き。
「私は私の生き方を自分で決めるんだ!誰の指図も受けない!
 私は刃になるって決めたんだ!
お前の…お前の刃になるって決めたんだ!」
聞いた時、感情がシェイクされ鳥肌が凄かった。

エミール

最初、エミールくんサブキャラっぽいのにずいぶんシナリオに絡んでくるなあ、と思っていた。
しかし、可愛らしいショタから骸骨じみた生物兵器にランクアップエクシーズチェンジし、パーティーメンバーになるとは思わなんだ。

仮面の王の結婚式で花嫁に憧れるエミールに驚いた。
「え、エミールって男が好きなのか?あ、お姉さんと融合したからか?」
エミール自身の体を失い、
エミールのお姉さんの体になったから嗜好も女性のものに近づいたのかな?と僕は推測した。

しかし、元から普通にゲイであったことが設定資料集に書かれている。
元からなんかい…。

ポポルさんとの戦いで自爆するシーンは3周目くらいまでガン泣きできる名シーン。

ロボット山の兄弟

母親は子供を放置し、男作って逃げようして死亡。
兄貴は弟とたくましく生きていたが、事故で死亡。
弟は兄貴の事故の時にロボットがたまたま視界に入り、
ロボットのせいだと逆恨みしてロボット絶対殺すマンになってしまう。
境遇が実に悲惨。

逆恨みしたロボットがゲシュタルトの子供と仲良く平和に生きてるだけなのもシナリオの鬱っぷりを高めている。
一周目はゲシュタルト側の描写がないから、そこまで心にこなかった。
しかし、二週目以降は殺す相手の心情が分かってしまい戦うのが辛くなった。

仮面の王

仮面の王も后となったフィーアもすごい良い奴。
でもニーアでは当然幸せになれない。
仮面の王もその部下も最期はニーアのために戦って死んでしまう。

増援にきてくれたシーンは激アツだったが、
その後の力尽きるシーンは物悲しい。

BGM

カイネ/救済

この曲が神すぎる。
ABCDEエンドを見て、何度も聞いてるはずなのに感動する。
この名曲のためだけにニーアをプレイしてもいいレベル。
名シーンに神曲が流れるんだから、神ゲーとしか言いようがない。

エミールのテーマやイニシエノウタもいい曲。
曲やBGMがいいゲームはそれだけで評価を上げたくなる。

シナリオ

基本的に苦味ばしるようなビターな展開が多いのが好き。
サブクエストも後味悪いの多いし、実にダーク。
王道RPGを知っているが故の落差を楽しめる。
たまにはこういうダークな展開を噛み締めたい時があるものだ。

Eエンドまでやっても、作中では謎が全然解明されない。
オリジナルニーア・ヨナの背景、
ゲシュタルト、
ゲシュタルト崩壊体、
白塩化症候群、
黒紋病あたりの詳細は設定資料集を読まないと理解できない。

エンディング後ノータイムで設定資料集を買ったのは人生で初めてだった。
プレイ中も十分楽しめたけど、設定に深みがありすぎて表層しか味わえてない感じがあった。
設定資料集を読むことで、奥までしゃぶりつくせる。

プレイ中もクリア後もめちゃくちゃ楽しかった。
クリア後にこんなに熱中できるゲームはなかなかない。
設定資料集を読むという行為にワクワクできる、レアな体験だった。

アクション

魔法は麻痺のワードをつけた黒の旋舞ばっかり使っていた。
遠距離攻撃したい場合は黒の槍を射出。
この2つ使っていればほぼほぼクリアできると思う。

武器は槍が強いので槍ばっか使っていた。
両手剣は遅いし、片手剣は攻撃力が低いので槍を育てるのが一番だと思う。

難易度的に厳しい場面はほとんどなかった。
苦戦はするがゲームオーバーになることはあんまりない。

まとめ

神ゲー。
シナリオ・BGM・プレイ後の設定資料集どれも高水準。
特にBGMは最高。
絶対にプレイしてほしい名作。
皆がオススメしているのを心から納得できた。

設定資料集は読むべきか?

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Posted by raishin