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【ネタバレあり】ファイナルファンタジー零式HD 感想と攻略メモ

2023年7月27日レビューゲーム

ファイナルファンタジー零式HDをクリアしたので、
ネタバレ全開で感想を書いていきます。

バグ

チョコボに試乗したら係員に話しかけても近づいても反応してもらえず、
永遠に降りられなくなるバグが発生した。
セーブしてなくてけっこう巻き戻された。

難易度

難しいゲームだと思う。
自信がない人は難易度イージーでプレイした方がよい。

SO(スペシャルオーダー)による即死

SO(スペシャルオーダー)に失敗すると即死するのが辛い。
成功すればアイテムを貰えるので序盤は積極的にSOを受託して戦闘していた。
しかし、途中からリスクとリターンが合ってないと判断して一切受諾しないようにした。
ミッション中にキャラが死亡するとそのミッション中は使用できないので、
即死リスクがあるSOは避けた方が無難。

近接キャラが不遇

近接キャラが不遇。
ボスによっては近接攻撃がまともに当たらないことがある。
よって育成するなら遠距離攻撃が可能なキャラにすべき。

受けるダメージが大きい

基本的に被弾した時のダメージ量が大きい。
レベルを上げてもあっさり死ぬことが多い。
HP増強アクセサリーを付けてもあっという間に死ぬ。
ゲームが苦手な人は難易度・イージーを選んだほうがよい。

第三章のボス:ブリューナクが辛い

倒し方が分からなくて何度も再戦した。
相手が投げつけてくるストライカーをキルサイトで弾き返してダメージを与える必要がある。
攻略サイトを見ると、通路の奥でストライカーを弾き返せば良い、と記述されていた。
しかし、通路奥でストライカーを弾き返してもブリューナクまで届かず、まるでダメージを与えられなかった。
通路の入り口あたりでストライカーを弾き返すことでダメージを与えられるようになった。

ストライカーを弾き返すのに近接武器だとしんどいので、
遠距離攻撃キャラで戦った方が良い。
僕はこのボス戦の前にエースが死んでしまったので、ケイトで何とか倒した。

第五章のボス:飛龍&サンザシ

飛龍に騎乗しているサンザシを遠距離攻撃で撃ち落とす必要がある。
よって遠距離攻撃できるキャラが残っていないと詰む。
僕はキング以外の遠距離キャラが死んでいたので、
キングが落ちた瞬間にリセット確定、という辛い戦いを強いられた。
遠距離攻撃持ちがいないと勝てない戦闘は止めてほしい。

ラストダンジョンが難しい

ラストダンジョンはかなり鬼畜。
・魔法攻撃を使わないで敵を倒せ、
・魔法攻撃のみで敵を倒せ、

・一度も被弾せず通り抜けろ、
みたいなミッションに失敗するとキャラが即死してどんどん使えるキャラが減っていってしまう。
僕は主力として使っていたエースが即死したせいで、めちゃくちゃ苦労した。
しかも二手に分かれるので、普段使わないキャラも使うハメになる。
ラストダンジョンのこの仕様から最低でも3キャラくらいは使えるようになっておいた方が良い。
個人的にはエース・ケイト・キング・トレイの遠距離攻撃持ちをおすすめしたい。

戦闘

フィールドでの戦闘

MPが高いレムでひたすらBOM系魔法を連発していた。
とにかくBOMを連発していれば何とかなる。
個人的にはサンダーBOMを一番使用していた。

ダンジョン・ミッションでの戦闘

MP回復手段が限られているのでエースを使って攻略をしていた。
エースが紙耐久なので、あっさりおっ死んで困ることが多発した。
回避しまくりながらカードを投げ続けるという立ち回りでだいたい何とかなる。
敵に囲まれたらBOM系魔法で一掃するとよい。

装備品・アクセサリー

どのキャラもすぐ死ぬのでHP増強アクセサリーを優先的につけていた。
エースを使いまくっている(作戦参加200回以上?)と武装研に「マジシャンズカード」という武器が入荷される。
この武器が超強い。
そのせいで主力は結局エースになった。

シナリオ

シナリオの良かった所

軍事系の話なので個人的な好きな属性だった。
ご都合主義がない展開が多く、
名前ありキャラがばんばん死んでいくのは衝撃的だった。

シナリオの駄目だった所

・作中で語られていないことが多すぎる。
(物語を理解するのに重要な神話って作中で描写されていたか?)

・わけのわからない固有名詞が多すぎて話が理解し辛い。
(ルシ?フィニス?アギト?)

・唐突な展開が多すぎる。
(オリエンス統一したと思ったらいきなりルルサスの戦士に凌辱され、人類が滅びの危機に陥る。等)

EDが素晴らしかったから誤魔化せているが、シナリオ自体の完成度は決して高くない作品。

二周目をやるべきか?

EDは二週目になっても変わらない。
新規ミッションが追加されるが話の本筋は変わらないので、やらなくても良い気がする。
僕は二週目の途中でプレイを止めた。

零式の戦闘システムが好きでやりこみたい、
などの理由がなければ無理に二週目をやる必要はないと思う。

二周目をやるよりファイナルファンタジー用語辞典でよくわからない単語(ルシ・ルルサス・フィニス等)を調べることをおすすめしたい。
単語の定義を把握し、大本の神話を理解することで、
わけのわからないシナリオが少しずつ理解できるようになっていく。

キャラクターごとの感想

マキナ

白虎のルシになった理由が「レムの記憶を失いたくないから」みたいな理由だったはず。
その程度の理由で国を裏切っちゃいかんでしょ。

というか敵国のルシになってどうやってレムを守るつもりだったのか……?
序盤の好青年ムーブが良かっただけに残念。

とはいえ最後はアレシアに復活させてもらい、
レムを奥さんにして、
オリエンスの指導者として天寿を全うしたので作中では勝ち組。

レム

めっちゃいい子。

MPが高いので、魔法乱発できる有能キャラ。
サンダーBOMを元気に撃ちまくるレムを見ていると
「貴様のような病人がいるかっ……!」
と突っ込みたくなる。

小説版で明かされた事実だが、
レムの病気はドクターアレシアが仕込んだものらしい。
ほんと神ってろくなことしない……。

最終的にマキナと結ばれた。
クラス0の皆の分も幸せになってほしいキャラ。

クラスゼロの面々

作中でもっとキャラを深掘りしてほしかった。
思い入れができるほどの描写がされていない気がする。

EDのような会話をもっと見たかった。
キャラごとの関連性の描写が多ければEDでもっと感動できたのに……。

アリア

幼い子どもなのに悲惨な末路を迎える。

けっこう唐突に暴言キャラであることが判明。
その直後に白虎の捕虜になる。
そして、カトル死亡によりカトル関連の記憶がなくなった白虎兵に不審者として射殺される。
超不遇な人生。

まさか助けられないキャラだとは思わなかった。
こういう死にそうにない属性のキャラがあっさり死んでしまうのが零式の良い所。
ご都合主義が薄いことで割りを食ったキャラとも言える。

兵站局局長

CVが野沢雅子の女性局長。

五章にて朱雀は白虎と蒼龍を相手に二正面作戦を展開する。
ちょっと前まで白虎に制圧されていた状態だったのに、
二正面作戦を展開できる物資を供給できる兵站局、有能すぎでは?

オリエンス統一に反対する素振りもなかったので、
兵站は問題なく供給できると判断していたのだろう。
作中でも屈指の有能だと思われる。

用語整理・設定メモ・謎の考察

ファイナルファンタジー用語辞典 というサイトをめっちゃ読んで理解を深めた。
ぶっちゃけ上記サイトを読めば僕のメモは読まなくても良いと思う。

神話

全能神ブーニベルゼは母ムインを倒して世界を手に入れたが、その世界が有限である(生きとし生けるものに寿命がある)のは母ムインの呪いだと考え、彼女がいるはずの「不可視世界」へと至る道を探そうとした。その後、ファルシ=パルス、ファルシ=エトロ、ファルシ=リンゼを生み出したが、ブーニベルゼは誤ってエトロを母ムインに似せてしまった為、彼女には何の力も与えなかった。パルスは世界を開拓するために、リンゼは世界を守護するためにそれぞれファルシとルシを生み出した。エトロは自身の無力さを嘆き悲しみ、自らを引き裂いて黄泉(いわゆる『不可視世界』か)に下った。そのとき飛び散った血から、人間が生まれたのである。黄泉に下ったエトロは母を慕ってムインに会いに行ったが、ムインはそのとき既に混沌に飲み込まれかけており、エトロに「世界の均衡を崩すなかれ」と説いて消滅した。エトロはその言葉の意味を理解できなかった。いつしか、人間は寿命を迎えると黄泉=エトロの住む混沌の世界へ来るようになった。エトロは人々に喜んで混沌を分け与えてやり、人間はその自身の中にある混沌を「こころ」と呼んで大切にするようになった。人間が心という「不可視世界」を抱えていることで、世界の均衡は辛うじて保たれているのである。やがて人間はパルスを支配者、リンゼを守護者、エトロを死神と呼び崇め奉った。
一方ブーニベルゼは、リンゼに自身の守護を、パルスに世界の探索を任せ、自身はクリスタルと化して眠りに付いた。永遠が終わるその日まで、神は眠り続けるのである。

ファイナルファンタジー用語辞典 から引用

パルス系神がドクターアレシア。
ドクターアレシアは世界を何回もやり直すことで人間の魂を強化し、不可視世界の扉を開こうとしている。
これが第一プラン。

リンゼ系神がルルサスの供給元。
リンゼ系神は人間を殺しまくって大量に不可視世界(あの世)に魂を送れば、不可視世界を見つけやすいんじゃね?と考えて人類抹殺をしたい。
これが第二プラン。

第一プランが失敗したら第二プランが実行される。
でも成功した試しがなく、もう6億回のリテイクが発生している状況。

フィニス

フィニスの刻というイベント。
オリエンスが統一された場合、
もう戦争を通じた魂の成長は発生しないので、ドクターアレシアの計画は失敗する。
その場合、リンゼ神のプランが採用される。
リンゼ神の不可侵世界到達プランは人類殺しまくって大量に不可侵世界に魂送れば、
不可侵世界の場所見つけやすくなるだろう、よって殺しまくる。というプラン。
人類大量虐殺というある意味世界の終わりを意味するのがフィニスの刻

ルシ

クリスタルに選ばれて使命と力を与えられた存在。
人間性がどんどん消えてクリスタルの使命のみに忠実になっていくらしい。

9と9が9を迎えし時

3つの国が9(終わり)になり、オリエンスが統一されたことを意味する。
そうなると戦争を通じた魂の成長ができなくなるのでドクターアレシアのプランが失敗する。
リンゼ神のプランが発動し、人類は抹殺される。

死んだ人の記憶を失う理由

クリスタルが死者に関する記憶を忘却させている。
ドクターアレシアは戦乱の中で魂を成長させて不可視世界(あの世)への道を切り開く人類を作ろうとしている。
死者に関する記憶があると厭戦ムードが高まる可能性があるから、クリスタルに消させている。

アギト

人々は「オリエンスの救世主」という意味で使っている。
神々(ドクターアレシア)は「不可視世界への扉を開く、強い魂を持った人間」という意味で使っている。

クリスタルジャマーの影響を0組が受けない理由

ドクターアレシアから魔力供給を受けているから?
死んでも蘇生してもらえるし、アレシアが直接管理してそう。

皇国が捕虜をとらない理由

土地が痩せていて捕虜に食わせる食料がないため、捕虜にせず殺している。
民間人の女・子供であっても殺害している描写がある。

ケイトが既視感を覚える理由

同じ世界を6億回ほどやり直しているので、 以前の記憶を若干受け継いでいるっぽい。

青龍人というゾンビみたいな人は何?

青龍王国という国の住民の末路。
龍を食べたら呪われてゾンビ化したらしい。
即死攻撃が強い。
僕はこいつらの即死のせいで苦戦を強いられたので嫌い。
作中でこいつらの詳細な記述を見た記憶がない。
何かしらのサブイベントで触れられるのだろうか?

ギルガメッシュの正体

玄武クリスタルのルシ。
玄武クリスタルが白虎に管理されているから暴走している?
いきなり唐突に現れて何の説明もなく戦わされて困惑したことを覚えている。
ビッグブリッジの死闘は名曲だった。
ただ、戦わせるにしてももうちょいキャラ描写を深掘りしてほしかった。
零式は色んなイベントの唐突感が強い。

総評

零式の良かった所

・EDの出来が素晴らしい。
・BUMP OF CHICKEN「ゼロ」が名曲
・声優が豪華
・戦闘はけっこう楽しい。

零式の駄目だった所

・ベースの神話などを理解しないと物語の意味がまるで分からない
・固有名詞が多すぎる。特に序盤は意味不明すぎて辛い
・クラス0の各面々のキャラ描写が不足している。ぶっちゃけ思い入れができるほどの描写がない。
・シナリオの展開の唐突感が気になった。

総合評価

戦闘システムなどはけっこう良かった。
軍事軍事している雰囲気も個人的には好き。
ただ、固有名詞がやたら多く、
大本の神話を知らないとシナリオがわけわからんので人にはオススメしにくい。

難易度が高い作品が好きな人や
考察が好きな人には合うゲーム。

ゲームレビュー一覧

2023年7月27日レビューゲーム

Posted by raishin