【ネタバレあり】FF15 感想と攻略メモ

2022年4月19日レビューFF15,ゲーム

いまさらFF15をプレイしたので、感想と攻略メモを書いていきます。

FF15　戦闘

FF15 難易度

RPGとしては簡単な方だと思う。
戦闘でゲームオーバーになったのはラスボス戦だけだった。
サブクエストをこなしてある程度レベルを上げれば、
あまり苦戦することはないはず。

ただ、雑魚敵ではクアールというモンスターが異様に強い。
相手の方がレベル低いのにボコボコにされることが多々あった。

クアールだけバランス調整ミスったのでは？というくらいに強い。
攻略サイトを見たところ、どうやらクアールは即死攻撃持ちらしい。
なるほど、知らないと苦戦するわけだ。

FF15 装備運用

ノクティスはステータスを上げてくれる武器を3つ装備させ、
普段使いするメイン武器を一つ持たせる。という運用をしていた。

パーティーメンバー共通してやたら瀕死になるので、
HPを上げてくれるアクセサリーを必ず一つは付けていた。
特にプロンプトの打たれ弱さはひどいので、彼だけはHP上げるアクセサリーを2つ付けていた。
最新の店売り武器とステータスが上がるファントムソードを装備していれば攻略上全く支障はなかった。

FF15 AP運用

パラメータをアップしてくれるアビリティは優先的に解放していた。
特におすすめのアビリティコールは「アクセサリーの装備数を増やす」アビリティ。

HPを底上げできるアクセサリーを装備させるだけで戦闘の安定感が増すので強くオススメします。
難易度が低いゲームなのであまり神経質にならずに適当にアビリティ解放しても問題ないと思います。

FF15　魔法

ほとんど使用しなかった。
生成するの面倒だし、エレメントストーンを探すのもだるい。
まったく使わなくても攻略に支障はありません。
僕は魔法で装備枠を埋めるより、何かしらの武器を装備してステータスを上げたい派です。

FF15　バトルシステムの感想

わちゃわちゃしてけっこう見辛い印象が強いです。
無敵になるので、仲間のコマンドを多用していましたが、
コマンド使用するたびに一定時間演出が入るのでバトルにスピード感はあまり感じません。

魔法・ファントムソード・通常武器・シフトブレイク・仲間コマンドとやれることはたくさんありますが、
基本シフトブレイクからの通常攻撃　→　ゲージ溜まったら仲間コマンドでOKです。
僕はラスボスまでひたすらそれを繰り返していました。

魔法は生成が面倒だし、ファントムソードはHP減らすデメリットがあり、
管理しながら戦うのは大変です。

やり込まないなら上記フロー（シフトブレイクからの通常攻撃　→　ゲージ溜まったら仲間コマンド）を繰り返してれば問題なし。

正直、ちゃんとシステム把握してやり込みたいと思えるようなバトルシステムではなかったです。

FF15 旅の各システム

FF15　釣り

ラインが劣化したら購入する必要があったり、本格的で複雑なので全くやりませんでした。
釣りが好きな人なら楽しめるのだろうか？

ゼルダの伝説「時のオカリナ」や「ニーアオートマタ」くらいの単純な釣りシステムで僕は満足です。
複雑な釣りなどしたくないのです……。

FF15　キャンプ

モブハントやサブクエストが終わったら、車に戻ってすぐクエストの達成を報告してました。
なので、わざわざキャンプができる標まで行くタイミングがないです。

やり込む人ならキャンプの食事によるバフをうまく利用してレベル上げや難敵との戦闘に挑んだりするのかもしれません。
僕はほとんどキャンプはしませんでした。

FF15　写真

好きな所で写真を撮れるのですが、僕はまったく撮影しませんでした。
そのせいでノクティスが最期に「これまで撮影した写真から思い出の一枚を選択する」というイベントで、
チョコボの写真一枚しか選べず、笑えました。

写真が撮れて嬉しいユーザーはどのくらいいるのだろうか……？

FF15　モブハント

モブハントは楽しくてけっこうやりました。
モブハントでそこそこレベルを上げたのでメインシナリオで苦労することがあまりなかったのかも……。

たまに条件を満たしても敵がいないバグが発生します。
その場合、電源切って再起動で直ることが多いです。
PS4をスタンバイモードにして、完全に電源を切らない状態にするとバグが発生しやすい気がします。

FF15 過去に戻る

過去に戻ってサブクエストをやれるようにできる機能があるが、僕は使わなかった。

後半にサブクエストが用意できなかったから、
開発側の都合で「過去に戻る」機能をつけたんだろうけど正直微妙。

過去に意識を飛ばせるのか、実際に戻れるのかは知らないけど、
それできるなら王都陥落防ぐことできるのでは？ってプレイヤーは思っちゃいますよね……。

FF15 街・ダンジョン・フィールド

オルティシエ

シナリオでレストラン「マーゴ」にたどり着く必要があるのだが、まあたどり着けない。
初見は絶対に迷子になる構造をしている街。

RPGで水路が走る街はだいたい面倒なのだが、オルティシエはまさにそれ。
ゴンドラによる移動をしないとレストラン「マーゴ」には絶対にたどり着けないようになっている。
めちゃくちゃ面倒だった。

シナリオ上ぜんぜん滞在しない街なのに無駄に入り組んでおり、行ける場所が多い。
FF15はどうでもいいところが無駄に作り込まれている印象が強い。

ケスティーノ鉱山

イグニスが失明した後に向かうダンジョン。
失明した仲間を鉱山みたいな高低差が多い場所に連れて行っちゃ駄目でしょ……。

パーティーから離れるたびにグラディオから「ちったあ気を使えよ」と怒られるギスギス感MAXなダンジョン攻略。
いちいちイグニスの速度に合わせるのがハイパー面倒だった……。

いまさら知ったのだが、パーティーから離れても怒られるだけで実害はないらしい。
つまり、さっさと先行してダンジョン探索してよかったのだ。
攻略中に知りたかった……。

ジグナタス要塞

ひたすらアーデンに煽られる続けるダンジョン。実にうざかった。
しかも長い。

敵から隠れたり、手に入れた指輪で戦闘しなきゃいけない、とかもう面倒で面倒で……。
イライラが貯まるダンジョン。

FF15のダンジョンで一番嫌いかもしれない。

FF15 キャラクター

ノクティス

「分かってるし」
「やってるし」
のような「～し」みたいな言い方を多用する。

「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている」のあーしさん（三浦優美子）と口調被ってるなあ、とずっと思っていた。

序盤は王子という身分の責任の重さを理解できていない態度を取ることが多く、あまり好きになれなかった。
ルナフレーナの死からだんだん成長していき、最終的に王としての自覚が芽生え、良いキャラに変貌した。

後半からは本当に良いキャラ。

ネタにされがちな「やっぱつれーわ」と零すシーンは名シーンだった。

オルティシエに向かう時にシドから
「何も解決しなくても本音をお供に言ってやれ。言ってくれないのは辛いもんだ」
みたいな台詞を言われる。詳細は覚えていないがそういう趣旨のことを言っていたはず。
たぶんレギスはシドに本音を言わなかったんだろうなあ……。

そして、ノクティスは最期の最期で「辛い」という本音を仲間に打ち明けることができた。
ノクティスの死がないと世界に光は取り戻せないから、
「辛い」と言っても何も解決しないしやることも変わらない。
でも、仲間たちはノクティスの本音を知り、想いを共有できた。
仲間たちが涙を流すシーンで僕も号泣していた。
あれは泣くよ…。
ネタどころか、めちゃくちゃ良いシーンすぎて感動した。

シドの台詞を強く意識した上でノクティスの本音吐露シーンを見ると感動が強まる。

グラディオ

色んな所でノクトを叱るシーンがある。
だいたいグラディオが正しいのだが、列車内で叱りつけるのはいかがなものか。
「王様だろ？ちったあしっかりしやがれ」的なことを言ってたと思うが、
王という身分を公的な場でバラしちゃいけないでしょ……。

イグニス

オルティシエの戦いで失明する軍師。
杖をつきながら歩く姿は痛々しく、見ていて辛い。

最初から最後までしっかりしている頼れる仲間だった。

失明したが、そこまでシナリオに影響しない怪我だったように思う。
失明させる必要あったのかなあ…。
どうも必要性を感じない負傷だった。

プロンプト

ダンジョン探索の時に開かないドアを何度も確認すると
「しつこいな～。開かないって言ってるじゃん」みたいにぼやく。
こっちはダンジョンで迷って必死に探索しとんじゃ、ぼけえ、と言いたくなるほど頭に来た。

失礼な表現になるかもだけど、プロンプトに対し女性の描いた男性という印象を強く抱いてしまった。
やたら写真を皆と撮りたがるし、なんというか少々女子っぽい。
キャラ造形に同じ男として共感できない。

FF15 システム面

FF15　ローディング地獄

ローディングに関しては過去やってきた全てのゲームの中で一番きつかった。
このローディングの長さだけで駄作と言われても仕方ないレベル。

メニューから車に戻ったり、宿泊地に戻ったりできるのは嬉しいが、毎回ローディングががっつり入る。
章の切り替わりタイミングのローディングも地獄のように長い。

アイテムを拾う時も軽いローディングが走るのか、取得メッセージに遅れが出る。
特に連続でアイテムを拾うとディレイがすごい。

オープンワールドで色んな所を探索できるのはいいが、
ありとあらゆる所でがっつりローディングが入るのでやる気をなくす。

大量のサブクエ・モブハントもローディングが嫌すぎて辞めてしまった。

FF15の一番だめな点だと思う。
これさえなければ……。

FF15 無駄なところにこだわりすぎ

FF15はプロジェクトマネジメントの失敗の教科書だと個人的に思っている。
というのもユーザーが望んでいない無駄な所に相当力を入れてしまっているからだ。
・車のカスタマイズ：色とかステッカーとか色々変更可能。
・キャンプの料理のリアリティーさ・種類
・行けるマップの広大さ：メインシナリオにもっと割いてほしかった。
・車の運転：めちゃくちゃ容量食ってそう。
・宿泊箇所ごとの個別描写：ホテルのコンロチェックの描写とかある
・給油箇所ごとの給油描写：場所によって演出が異なる

軽く挙げるだけでこんなにも削れるものがある。
もちろん車の運転などはFF15をFF15たらしめている要素とは思うが、
個人的に必須だったとは思わない。

そんなのいいからもっとメインシナリオの量を増やしたり、
キャラクターどうしの関わりを描いてほしかった。

絶対開発時に色々な問題があったんだろうなあ……。
どう考えてもバランスがおかしい……。
優秀なマネージャーがいかに組織に必要か気付かされるゲーム……。

FF15 シナリオの感想

基本駆け足。
ジェットコースター系のシナリオの作りは個人的に大好きなのだが、
描写が少なすぎて唐突感がすごい。

旅に出たと思ったら、唐突に故郷が滅ぶ。
でも、OPでちらって出てきただけの故郷なので何の思い入れもないため、悲しむ気持ちが沸かない。
王様レギスも死んでしまうが、OPで軽く話した程度だから何も思えない。

中盤はルナフレーナに会えたと思ったら速攻死んじゃうし、
オルティシエ以降はサブクエなんてほとんどなくエンディングまでまっしぐら。

めちゃくちゃシナリオの配分バランスが悪い。
ゲームをプレイするだけでプロジェクトマネジメントが大失敗していることが伝わってくる。

ただ、いい所もある。
終盤のシナリオは良かった。
特に10年後～EDは個人的に超好き。

EDのノクトが弱音を零すシーンは感涙した。
ED最後にルナフレーナがノクトに頭を預けて、
それがだんだんタイトルロゴになっていく演出は神であった。

最後の演出があまりに良すぎてプレイ後の爽快感は素晴らしい。
ラストあたりが良すぎて駄作とは呼べない。

FF15 良かったところ

・ラスボスの動機が分かりやすくて良い
・終盤のシナリオ・演出は素晴らしかった。特にEDの出来は最高。
・ED後の爽快感がやばい。色んな不快要素を消し飛ばすくらいの爽やかさがあった。
・クエストやメインシナリオを通して仲間に対する思い入れが深まるので、ノクトの独白シーンで泣ける
・シドニー・アラネア・イリスが可愛い。

FF15 悪かったところ

・地獄のようなローディング。ほんと終わっている……。
・戦闘が面白くなかった。
・シナリオの配分がおかしい。
・力を入れる部分がおかしい。釣りとか食事とかにそんな力入れられても……。

FF15 総評

名作になれるポテンシャルはあった。
しかし、プロジェクトマネジメントの失敗により駄作寄りになってしまった。

EDが素晴らしすぎて僕は駄作とは呼ばないが、名作とも言えない。

特にローディングがひどすぎて人に勧めにくい。
EDまでプレイできれば、あまりに読後感が良いので後悔はしないはず。

めちゃくちゃ惜しい作品。
絶対もっと良い作品になれた。
もったいない……。

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