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【ネタバレあり】劇場版 Fate/Grand Order 神聖円卓領域キャメロット 前編 Wandering; Agateram 感想

2023年8月25日FGO,アニメ映画

ネタバレ全開でいくので、ネタバレが嫌な人は見ないでください。

見に行くまでの経緯

FGOユーザーとして6章が映画化されるとなれば、見に行くしかあるまい。
ということで見てきました。

FGOの六章ではやたらHPが高い騎士達に苦しみ、
ニトクリス様の即死が入ることを祈願し続けた記憶があります。

映像動作について

劇場版となればアニメよりもグリグリ動くイメージがあります。
しかし、今作はさほど動きません。
ベディヴィエール VS モードレッド はそれなりに動いていましたが、
正直期待外れでした。

最初のガウェイン戦もあまり印象に残っていません。
ガラティーンには原作でめちゃくちゃ苦戦したので、
気合を入れて作ってくれるはずと期待していました。
……悪くはないが、圧倒的な感じは受けませんでした。
ガウェインに対する絶望的な無力感は伝わってきません。

アニメ:黒子のバスケを作ったアニメスタジオなので、映像については期待していました。
ほんとにアニメ:黒子のバスケは素晴らしかった。
それに比べると残念極まりない出来です。

FGOの映画なので、まったくの初見さんが見に来る類の作品ではありません。
マス向けではないのは間違いないです。
それもあって、アニメスタジオとしては気合を入れて作成する作品ではなかったのかもしれません。

キャラデザインについて

キャラデザインは所々違和感を頂きました。
特にオジマンディアスのデザインが何か違う気が……。
あんなタレ目だったっけか?
原作で感じた威厳あふれる印象も薄まっています。

ニトクリスの目の赤い部分もちょっと強調しすぎな気がします。
でも、可愛い。
サービスシーン(お風呂)にニトクリス&マシュを採用したスタッフは有能だと思います。

三蔵ちゃん、あんな巨乳だったっけ?

映画を見るうちに、胸の中に違和感が溜まっていく一方でした。

シナリオについて

長い六章を前後編とはいえまとめるのは大変だと想定していました。
けっこう端折るのだろうなと思っていましたが、大胆に省略しています。

それは脚本の都合上しかたないのです。
しかし、そのせいで盛り上がりに欠けるシーンを量産してしまった印象があります。

ダ・ヴィンチちゃんがランスロットの足止めに残るシーンは原作ではけっこう感情を揺さぶられれました。
映画では序盤に起きた出来事で、没入感が乏しいせいかあんまり心が動きませんでした。

アーラシュのステラシーンも原作では感動しました。
今作では映像がぱっとしないのも伴い、感動力がかなり低下しています。
アーラシュがいいキャラなだけに勿体ない気持ちにさせられました。

ツッコミどころ1:トリスタンの無能さ

終盤でトリスタン VS ベディヴィエール&マシュ の戦闘があります。
トリスタンはひたすら弦を弾いて攻撃してきます。
一切足を動かさずに!

ベディヴィエールとマシュは矢をガードしながら、じりじりとトリスタンに近づきます。
トリスタンは立ち止まったまま攻撃を持続します。
マシュ達が近づくほど攻撃速度を早めていました。
しかし、間合いは取りません。

結局、肉薄されアガートラムでトリスタンは切断されました。
その場を動くことはありませんでした。
円卓の騎士のくせに一切間合いをとることをしませんでした。
弓兵の基本も分かっていない無能。

スマブラ初心者ですら遠距離攻撃を使うキャラの場合は距離を取るというのに……。

隣で見ていた知人に上記のトリスタンの無能さを伝えたところ
「……盲目状態だから、逃げられなかったのではないか」
という苦しいフォローが入りました。

「……盲目で動けないなら、そもそも行軍でも足手まといだし、戦闘に耐えられるレベルではないのでは?」
思わず突っ込んでしまいました。

「……せやな」
トリスタン好きな知人も苦々しく彼の無能を肯定せざるをえませんでした。

ツッコミどころ2:ベディヴィエール強すぎ

序盤でのベディヴィエールVSガウェイン戦。
スイッチオンアガートラムでガウェインを戦闘不能に追い込む。

中盤でのベディヴィエールVSモードレッド戦。
スイッチオンアガートラムで引き分け。

終盤でのベディヴィエールVSトリスタン戦。
マシュと協力してスイッチオンアガートラムで撃破。

ベディヴィエールが強すぎて、ものっそい違和感を頂いた。
原作ではカルデアのサーヴァントとマシュ・ベディヴィエールが協力して、
なんとか切り抜けるみたいな難易度だった記憶がある。
僕の記憶違いだろうか……?

ツッコミどころ3:ステラアアアアの描写

一番盛り上がるべきアーラシュがステラを放つシーン。
放ったステラがなんか花火みたいで派手さがなかった。
それなりに……、それなりには迫力があるんだけど、
「あーこういう感じか……。これがステラかあ……」
みたいなちょっとした不満を抱いてしまう。
地味……? というか迫力不足というか……。

上空のロンゴミニアドを相殺しに向かう矢があまりに頼りなくて、
思わず首をかしげてしまった。

まとめ

残念な出来だった。
一応後編も見に行くけど、まったく期待できない。
こんな出来なら普通にワンクールでアニメ化したほうがよかった気がする。

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Posted by raishin