テイカーと絶縁すべし：あなたの幸福を守るための決断

2024年2月5日コラム

1. テイカーの定義
- 1.1. テイカーとは？
- 1.2. 参考文献
2. テイカーの見分け方
3. テイカーと絶縁すべき具体的な理由
4. 絶縁を考える際のポイント
5. 見聞きしたテイカーの例
6. まとめ
- 6.1. テイカーが改善する可能性は低い
- 6.2. 結論

テイカーの定義

テイカーとは？

現代社会において、人間関係は非常に複雑である。
特に私たちが日常的に交流する中で出会う
「テイカー」
「マッチャー」
「ギバー」という三つのタイプの人々を理解することは良好な人間関係を築く鍵となる。
テイカーは自分の利益を最優先に考え、
他人からできるだけ多くを得ようとする人々である。
対照的にギバーは他人への貢献を重視し、
自分の利益よりも他人の利益を優先する。
マッチャーは与えたものと同じだけを受け取ろうとする平等主義者である。

アダム・グラントの著書「GIVE&TAKE 「与える人」こそ成功する時代」によると
テイカー16％、ギバー25％、マッチャー59％という割合で存在するらしい。

参考文献

この分類についての深い理解を得るために
アダム・グラントの著書「GIVE&TAKE 「与える人」こそ成功する時代」は非常に参考になる。
グラントは、テイカー、マッチャー、ギバーの違いを具体的な研究結果と共に解説し、
特にギバーがなぜ成功するのか、その理由を詳細に分析している。
本書は僕たちが他人とどのように関わるべきか、
そして人間関係を通じて個人的な成功をどのように実現するかについて、
貴重な洞察を提供してくれる。

読んで損はしない名著なのでおすすめです

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テイカーの見分け方

テイカーとは他人からできるだけ多くを得ようとするが、
自分は他人に対してあまり与えようとしない人のことである。
このような人物を見分けることは、
健康的な人間関係を維持する上で非常に重要である。
僕がテイカーを見分けるために使っている特徴は以下の通りである。

返報性の法則が機能しない

通常、人は好意を受けたらその好意を返そうとする。
これを返報性の法則と呼ぶ。
しかし、テイカーはこの法則が機能しない。
彼らは他人からの好意や助けを受け取るが、
それに対して何も返そうとしない。
つまり、テイカーは一方的に他人から利益を搾取する存在である。

感謝がない

テイカーは他人から何かを得ることが当たり前であると考えているため、
他人に対して感謝することが少ない。
たとえ感謝の言葉を口にしても、それは形式的なものであり、
本心からではないことが多い。
このような態度はテイカーの自己中心的な性質を反映している。

都合よく過去の記憶を改変する

テイカーは自分に都合の良いように過去の記憶を改変することがある。
彼らは自分の行動を正当化するため、
または自分が有利な立場に立つために事実を歪めることがある。
このような記憶の改変は、
テイカーが自己利益を追求する過程で他人を欺くための手段となることがある。

自己正当化をする

テイカーは
「私は悪くない」
「そうするしかなかった」
などの自己正当化の言葉を吐くことが多い。

まとめ

これらの特徴を理解し注意深く観察することで、
テイカーを見分けることができる。
テイカーとの関係は一方的な搾取になりがちであり、
健康的な人間関係を築く上で障害となる。

テイカーと絶縁すべき具体的な理由

テイカーとの関係は長期的に見て自分自身にとって有害であることが多い。
以下に、テイカーとの絶縁を考えるべき具体的な理由を説明する。

当たり前が通用しないので疲弊する

テイカーは社会性が欠如しているため、
通常、人々が持つ「返報性の法則」が彼らには通用しない。
つまり、テイカーは他人から受け取ることはあっても、
それに対して何かを返すことはほとんどない。
この一方的な関係はテイカー以外の人を精神的にも感情的にも疲弊させる。
周りの人々は、テイカーによってエネルギーを吸い取られ、
その結果、自分自身の幸福や生産性が低下することになる。

信頼関係を築けない

テイカーは自分の利益のために他人を搾取することしか考えていない。
彼らは、人との関わりを通じて、
共感や支援ではなく、自分の得になることだけを追求する。
このような行動は、信頼関係の構築を困難にする。
人間関係において信頼は非常に重要であり、
テイカーとの関係ではこの基本が欠けているため、
健全な関係を築くことは不可能である。

テイカーと付き合っても損しかしない

テイカーは自分の分のパイをいかに奪い取るかしか考えておらず、
コミュニティの健全な成長や発展に貢献することはない。
彼らの存在は、集団やコミュニティにとって有害であり、
テイカーを排除するか、自らが距離を置くことが必要である。
長期的に見て、テイカーとの関係は自分にとって何の得にもならず、
むしろ多大な損失をもたらすことになる。

絶縁を考える際のポイント

テイカーとの関係を終わらせることは簡単ではないが、
自己保護のためには必要なことである。
絶縁を考える際には以下のポイントに注意することが重要である。

テイカーの嘘に気をつける

テイカーは自分の利益のためなら嘘をつくことに抵抗がない。
表面上は感謝の言葉を口にするかもしれないが、
その裏には自分の欲望を満たす目的がある。
彼らの言葉や行動に騙されないよう、
冷静に観察し真意を見極めることが大切である。

同じ人間だと思わない方が良い

テイカーは社会性が欠如しており、
一般的な常識や道徳が通用しないことが多い。
彼らとの関係で常に損をしていると感じるなら、
同じ人間として接するのではなく、
距離を置くことを考えるべきである。

近しい人でもあっても絶縁したほうが良い

親や恋人など、近しい人であっても改善の兆しが見られない場合は、
絶縁を考えるべきである。
継続的に搾取される関係は、
精神的なストレスを増大させ、自己成長を妨げる。
鬱になる前に逃げ出そう。

絶縁を決めたらブレない

絶縁を決意したら、テイカーからの言い訳や謝罪に動揺しないことが肝心である。
彼らは自分の立場を守るためにあらゆる手段を使うが、
一度決めたことは貫くべきである。
「土下座しながら泣いて謝罪する」くらいはやってくるテイカーがいる。
気をつけよう。

見聞きしたテイカーの例

テイカーの行動パターンを理解するために、
実際に見聞きしたテイカーの具体例を紹介する。
これらの事例はテイカーがどのようにして他人を搾取し、
関係を破壊していくのかを示すものである。

恩を仇で返したシングルマザーの例

あるシングルマザーは離婚を機に実家へ戻った。
親は彼女を無料で住まわせ、
子どもの面倒を見るなど多大な支援をした。
しかし、この女性は親の好意を当然と捉え、
家事や育児を親に押し付け、
自分は彼氏との時間を優先した。

親が苦言を呈すると、
「あんたらが子どもの面倒を見てくれるから離婚した。
　子どもの面倒見てくれないなら、
　そもそも離婚なんかしていない」と反発。
自分の意思で離婚を選択したのに、離婚したことを親のせいかのように言い放った。
当然、親からも愛想をつかされ、
最終的には家から追い出された。
この事例はテイカーがいかに自分に都合の良い過去の改変や返報性の法則を無視するかを示している。

サークルを崩壊させた男の例

映画鑑賞サークルに所属していたある男性は、
サークルの活動方針に反して映画製作を強行した。
彼はサークル長の地位を利用し、
自分の野望を達成しようとしたが、
元々が映画鑑賞サークルなので、映画撮影をしたいメンバーは少数派であった。
当然、サークル内の信頼関係が乱れ、
多くのメンバーを離反させた。
序盤は彼に味方するメンバーもいたが、
自己中心的な言動にどんどん人が離れた。
彼は離れたメンバーに対しても罵詈雑言を吐き、
さらに人が離れていき、
最終的に彼はサークルから追放された。

追放された後も、
彼は自分の失敗を認めずサークルに対して悪口を言い続けた。

この事例からはテイカーが自己中心的で集団の和を乱し、
問題を引き起こすかがわかる。