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コンフォートゾーンは本当に抜けるべきか?

2023年8月27日コラム自己啓発

コンフォートゾーンとは何か

コンフォートゾーンとは、人々が慣れ親しんでいる心地よい状態の範囲のこと。
このゾーンを抜けると、新しい挑戦や成長があると言われることが多い。
具体的には、自分が安心して取り組める範囲内の活動を指す。
この範囲外に出ることはストレスとなり得るが、
一方で新しい成長を促す要素ともされる。

自己啓発本のコンフォートゾーンの定義が曖昧

コンフォートゾーンという言葉は複数の解釈ができる。

環境の快適さ

組織やコミュニティの居心地の良さ、という意味で使われることがある

タスク難易度

タスクが慣れ親しんだもので、簡単なことをコンフォートゾーンと定義していることがある。

人間関係の快適さ

人々が慣れ親しんだ友人や家族との関係を指すこともある。

感情的な快適さ

感情の快・不快という意味で使われることもある。

個人的にはタスク難易度以外のコンフォートゾーンはむしろ素晴らしいものだと思っている。
抜けるなんてとんでもない。

コンフォートゾーンから抜けるべき?

多くの自己啓発本では、「コンフォートゾーンを抜けろ」と力説される。
だが、実際のところ、必ずしもそうではない。
特に環境・人間関係のコンフォートゾーンからは抜けるべきではない。

ツイッターに蔓延る詐欺師の常套手段に気をつけろ

「成長のためにはコンフォートゾーンを抜ける必要がある」と強調し、
所属コミュニティから抜けさせ、
人間関係を破壊し、
自分に依存させて高額商品を売りつける。
詐欺師の常套手段である。

環境・人間関係のコンフォートゾーンから抜け出せ、
と言ってくる奴は「ヤバい奴」である可能性が高い。

素敵な環境・人間関係からは抜け出す必要などない。
むしろ大事にした方が良い。

ホーム・アンド・アウェー方式

スポーツの世界では所属チームのホームでは勝率が高い。
環境的なコンフォートゾーンは人間のパフォーマンスを向上させる。
快適と感じるということは自分に合った環境の可能性が高い。
無理に抜け出さないで、
その環境を活かしてパフォーマンスを発揮すれば良い。

オフィス環境整備事例

ある企業では、従業員のパフォーマンスを向上させるために快適なオフィス環境を整えた。
エルゴノミクスに基づいたデザイン、
適切な温度や湿度の調整などが実施された。
結果、ストレスの減少と作業効率の向上が見られ、
企業全体の生産性も上昇した。

環境は快適さを感じる所の方が良いに決まっている。

タスク難易度コンフォートゾーンのみ抜け出すべき

成長が一切感じられない作業は駄目

毎日、同じことの繰り返しで全く成長を感じられない。
こういったタスク難易度的なコンフォートゾーンに関しては抜け出した方が良い。
少しストレッチした作業に挑戦したり、
新しいことに挑戦した方が良い。

全く成長を感じない、
というのは感情的な観点から見ればコンフォートゾーンではないよう気もする。

まとめ

コンフォートゾーンという言葉に踊らされるな

環境が良く、人間関係も悪くない、
でも刺激が足りないなぁ、くらいの状況でハードな環境に飛び出すのは止めた方が良い。
「ぬるま湯」の中でも新しいことにチャレンジしたり、
自己成長はできる。

「コンフォートゾーンを抜けないと」
と言って無理に環境を変えて失敗した知り合いが何人もいる。
めちゃくちゃ頑張らないといけない環境に飛び込むのが正解でないことも多い。

快適な空間でちょっとだけストレッチするのが無難

環境と人間関係が良く、タスクがちょっとだけ難しい、という状況がベスト。
タスク難易度は自分で調整できることも多い。
ちょっとだけストレッチする難易度を目指そう。

「コンフォートゾーンを抜けなきゃ!」
と死ぬ気でやらないといけない環境に飛び込むと、
病んでしまう可能性がある。
なので、快適な環境でちょっとだけ背伸びするのが良いと思う。

2023年8月27日コラム自己啓発

Posted by raishin