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営業職はやめておけ! ~営業職が危険な5つの理由~

2022年8月26日コラム

就職先に悩んでいる方々に、安易に「営業職」を選ぶことの危険性をお伝えします。

営業職はノルマを課される

特殊なホワイト企業以外では営業職はノルマを課されます。
「うちはノルマないよ」と面接で言う企業も入社したら目標というノルマじみた何かがあったりします。
これがエグイ。

僕の父は30代の頃は年間で20件もの新築戸建てを売っていた敏腕営業マンでしたが、
50代になると年間4件くらいしか売っていません。
なぜでしょうか?

彼の能力が極端に落ちたわけではありません。
社会状況・売る商品・地域・本人の能力など様々な要素が関わって営業成績となります。
仮に能力に変動がなくても他の要素が死んだらどうにもなりません。

超絶有能であればそれも切り抜けられるでしょうが、
普通の人はそこまで有能ではありません。
何十年もハイパフォーマンスを続けられる自信がなければ営業は選ばないほうがよいと思います。

職種の変更のし辛さ

営業マンは潰しがききません。
若ければ未経験職種に行くことも可能ですが、
年を経ると途端に難しくなります。

転職自体は簡単にできますが、
営業は営業にしか転職できないことが多いです。
安易に新卒で営業を選択すると、このスパイラルから抜け出せない可能性があります。
注意しましょう。

罪悪感

これは僕の経験談です。
僕が売っていたのは新築の投資用ワンルームマンションでした。
ぶっちゃけ自分だったら絶対に買わないような物件です。
将来の年金対策のため、
安定した投資、
とか心にもないことをお客様に吹き込み、リスキーな物件を買わせようとするのです。
僕は即効で嫌になりました。

平日の昼間に電話帳の上から下まで電話をかけ、
嫌がる人にくだらない投資話をささやき続ける。
クソみたいな仕事でした。
「客が数人自殺してからが本番だぞ」
上司から言われたとんでもない言葉を今でも覚えています。

「頑張れば頑張るほど人に嫌がられる仕事なんだ」
と思った瞬間、やる気が消滅し退職しました。
もちろんホワイト企業なら上記のようなことにならないと思います。
でも、入社する前にどうやってホワイトだと判定すればよいのでしょう?

お客様は必要であれば自ら買いにくるはずです。
不要なものを売りつける仕事は精神的に良くない気がします。

一流営業マン達のその後

本屋に行けば営業の素晴らしさを書いた本がたくさんあります。
「一見、向いてないと思われる人ほど営業の才能がある」
「誰だって売れっ子の営業マンになれる」
「駄目セールスマンの私がトップになるまで」
皆さんも見かけたことがあると思います。
素晴らしい成績を出したスーパー営業マン達がこぞって本を出しています。

セミナーなどもよく開かれていますね。
「営業ほど素晴らしい職はない」
「ありがとうを直接聞ける最高の職業」
「簡単にお金を稼げる仕事」
そんなに営業成績が良いなら営業活動に専念していたほうが儲かるはずなのに、
やたらセミナーがありますね。慈善事業かな?
それとも本当はそこまで売れていないのかな?

会社が直接講師を呼んで講演してもらうこともあるでしょう。
【元】●●会社でトップセールスだった●●さんが営業について語る会・・・・・・。
がんがん売ってトップセールスを続けたほうがお金稼げるはずなのに、
そこそこの額で講演してもらえます。
人格者なのかもしれません。不思議ですね。

僕は昔から営業を「素晴らしい」「簡単」と語る人達に疑問を抱いていました。
なんでこの人達は「素晴らしい営業職」をお辞めになって執筆・講演・コンサルをするのだろう?

答えは単純かつ明白でしょう。
最前線で営業し続けるよりコンサル・執筆・講演のほうが良いからです。
真実「営業」が素晴らしく好きでたまらない仕事なら最前線でし続ければ良いではないですか。

売れれば売れるほどお金も貰えるのだから、
コンサルするよりよっぽど稼げます。
でも、していない人がほとんどです。

凄い人でも体力的にきつくなったり、
ノルマを達成するのが難しくなったりするのです。
そのリスクを考えたら「営業」で取得した名声を使ってコンサル・講師に転進したほうが良いに決まっています。
でなければ皆さん営業をやり続けるはずです。

営業職で学べることはたくさんありますが、
営業職をやり続けるのは本当に難しいことだと僕は思っています。
「営業」で凄まじい結果を出していた人ですら、
その後コンサルや執筆業に転進している人が多いのが現状です。
やはり安易に選ぶ職種ではないでしょう。

体力

営業で数字を達成し続けるには体力が必要です。
知り合いの営業マンが
「足を動かし続けて見込み客を開拓し続ければ必ず結果が出る」
と言っていました。
その通りだと思います。

でもそれ一生やるのですか?
逆に言えば足を止めたら見込み客減っていつかノルマが未達成になるのでは?
少なくとも僕はそこまでのバイタリティーは持っていません。

まとめ

営業職で学べることはたくさんあります。
起業する時などまさに営業力がないと困ります。
直接、ありがとうを貰える仕事でもあります。
数字さえ出せばけっこうお給金だって頂けます。
成果さえ出せればコンサルになれたり、本だって書けちゃうかも。
でも、悪いことは言わない、営業職はやめておけ。

2022年8月26日コラム

Posted by raishin