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エンジニアがリモートワークを駆使して新生児育児と仕事の両立に挑んだ結果

コラム

はじめに

新生児の育児と在宅勤務の両立への挑戦

僕はエンジニアであり、リモートワーク可能な環境にいる。
覚悟さえあれば、
新生児の育児と仕事をどちらも在宅でできるのではないかと考え、
実際に両立を試みることにした。
リモートワークなら、子供の世話が必要な時も対応できるし、
仕事のスケジュールも柔軟に調整できるだろうと……この時は思っていました。

両立に対する一般的な認識と僕の期待

世間では新生児の育児を一人で行う「ワンオペ育児」をしている親も多くいる。
そう考えると、覚悟があれば、
仕事と育児の両立も可能なのではないかと期待していました。
また、育児休暇を取る男性がまだ少ない(約6.1%)という現状もあり、
一般には育児と仕事の両立が可能だと考えられているように思えた。

しかし、実際は甘くありませんでした。
すぐさま育児と仕事を同時に行うことの難しさを痛感することになりました。

この記事では僕が経験した挑戦とその結果、
そして育児と仕事の両立について考え直すきっかけを共有したいと思います。

リモートワークが可能な職種に就いている方々にとって、
この試みが参考になれば幸いです。

育児と仕事の両立に挑んだ結果

赤ちゃんカットインによるスイッチングコストの増加に苦しむ

赤ちゃんは予測できないタイミングで泣き始める。
おむつを替えたり、ミルクを飲ませたりするためには、
仕事を中断して対応する必要がある。
このような中断は、仕事への集中を妨げ、
前に進めていた作業の内容を忘れがちになる。
スイッチングコスト、つまりタスク間の切り替えに要する精神的なコストが非常に大きい。
マルチタスクは脳を萎縮させるため、当然、仕事の効率は下がっていく。

ポモドーロテクニックの崩壊

ポモドーロテクニックは、
25分間の集中作業と5分間の休憩を繰り返すことで、
効率的に作業を進める手法である。
僕はポモドーロテクニックを使って時間管理を行い、
生産性を高めていた。

しかし、赤ちゃんの予測不可能な要求は、
この時間管理システムを完全に破壊する。
集中して作業を進めている最中でも、
赤ちゃんの泣き声が聞こえるとすぐに対応しなければならないため、
ポモドーロテクニックを続けることができなくなった。

ポモドーロに依存していた僕の時間管理はあっけなく砕け散った。

睡眠不足により仕事の効率性が低下

夜泣きのために十分な睡眠を取ることができなくなり、
日中の仕事の効率が著しく低下する。
睡眠不足は思考能力に影響を与え、
僕の場合、生産性が10分の1にまで落ち込んだ。
このような状態では、仕事の質も量も維持することが困難になる。
人は寝ないとダメだ……。

日光を浴びなくなり、運動不足が加速し鬱っぽくなった

以前は日課であった朝の散歩やランニングができなくなり、
日光不足と運動不足に悩まされるようになった。
これらは精神状態にも悪影響を及ぼし、
鬱っぽい気分になることが多くなった。
身体的な健康だけでなく、
精神的な健康も育児と仕事の両立を目指す上で重要な要素である。

最近はエアロバイクを導入したおかげでだいぶ運動不足は改善できた

結論:仕事で結果を出すことを諦めた

最終的に育児と仕事の両立に関する僕の挑戦は、
仕事での成果を出すことを諦めるという結論に至った。
仕事に対する期待を大幅に下げ、
最低限の業務だけをこなす日々を送っている。

僕は新生児の育児と仕事の両立を達成することができなかったと言わざるを得ない。

育児中に便利だったアイテムまとめ

本当に新生児の育児と仕事は両立できるのか?考える

配偶者に押し付ければ育休なしでもいけるかも?

育児と仕事の両立するための一つの手段として、
配偶者に育児や家事の大部分を押し付けることが挙げられる。
この方法を選択すれば、
理論上は仕事を続けながら育児もできるかもしれない。
しかし、これは育児の責任を公平に分担しているとは言えず、
配偶者に過度な負担をかけることになる。
結局、このやり方は両立というよりは、責任の逃避に近い。
配偶者に死ぬほど恨まれる自己中心的な手段なので、絶対に選んではいけない。

実家や両親の支援が手厚ければ両立を狙えるかも?

実家や両親のサポートがあれば、
新生児の育児と仕事の両立がしやすくなる可能性がある。
親が近くにいる場合や、
専業主婦の母親がサポートを提供できる状況では、
急な育児の必要が生じたときに彼らの助けを借りることができる。
これにより仕事に集中する時間を確保することが可能になり、
柔軟な対応がしやすくなる。
しかし、全ての人がこのようなサポートを受けられるわけではないため、
限られたケースでのみ有効な解決策と言える。

外注を使いまくればいけるかも?

育児や家事のタスクを外部に委託することも、
理論上は仕事と育児の両立を可能にする一つの方法である。
子供を預ける保育サービスや、
食事の宅配サービス、
洗濯や家事代行サービスをフル活用することで、
育児や家事にかかる時間を大幅に削減できる。
しかしこの方法には高額な費用がかかり、
経済的に余裕がない家庭にとっては現実的な選択肢ではない。

上記のケースに当てはまらないなら両立は難しいかも

結局のところ、上記の方法が適用できない場合、
新生児の育児と仕事の両立は非常に難しいと言わざるを得ない。
多くの家庭では、配偶者に全てを任せるわけにもいかず、
実家のサポートを受けられるわけでもなく、
外注に頼るほどの経済的余裕もない。
このような状況では、両立を目指すよりも、
育児や仕事のどちらかに重点を置く必要があるかもしれない。

新生児の育児と仕事の両立は、
理想と現実の間に大きなギャップが存在する。
それぞれの家庭の状況や資源に応じて、
最適なバランスを見つけることが重要である。

育児期間は一生に一度の経験であり、
子どもの成長に深く関わることは親にとってかけがえのない価値がある。
仕事のプレッシャーや社会的な期待に追われる中で、
育児を優先する勇気を持つことも時には必要である。

これから出産する人へのアドバイス

基本的には育休をとったほうが良い

新生児の育児と仕事の両立は極めて困難である。
このことから労働者の権利として認められている育児休業を積極的に取得することをお勧めする。
育休を取ることで、新生児の大切な成長期にしっかりと向き合う時間を確保できる。
また、心身の健康を守りながら、家族との絆を深める機会にもなる。

育休をとることにより冷遇されることを想定し、勉強すべし

育児休業を取得した後、職場での復帰がスムーズに進まないことがある。
復職後に冷遇される可能性に備えて、
休業中に資格取得やスキルアップを図ることが望ましい。
このような自己投資は、職場復帰後のキャリアの発展に役立つだけでなく、
必要に応じて転職を検討する際の選択肢を広げることにもつながる。

僕の資格に関する考えは下記の記事で書いた。
興味があればご参照ください

仕事の代わりはあるが、新生児期間の育児の代わりはない

新生児期は子どもの成長において非常に重要な時期であり、
この貴重な時期を親として共に過ごすことは、
かけがえのない経験となる。
仕事はまた見つかるが、
子どもの新生児期をもう一度体験することはできない。
育児に積極的に参加することで、子どもの成長を身近で感じ、
家族としての絆を深めることができる。

まとめ

仕事と新生児の育児の両立?無理無理

新生児の育児と仕事の両立に挑んだ経験から、
覚悟があれば何とかなるという考えは大きな勘違いであったことを認めざるを得ない。
無理すぎて↓のようなポストをしている。

子供は宇宙一かわいい。新生児の育児はやってよかった

育児は非常に大変ながらも、
我が子は宇宙一かわいいと感じる瞬間が数え切れないほどある。
新生児の育児にがっつり関わることができたことは、
何ものにも代えがたい貴重な経験であり、後悔はしていない。
子どもの成長を間近で見守り、
その発達の一部始終に立ち会えることは、
仕事の成功を超える喜びを与えてくれる。

結論:さっさと育休とって育児しよう。仕事の代わりはあるが、新生児育児の代わりはない。

コラム

Posted by raishin