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2022 サッカーワールドカップ:日本代表の試合の総括と感想

2023年7月27日コラムサッカー

戦績の感想

日本 2 – 1 ドイツ
日本 0 – 1 コスタリカ
日本 2 – 1 スペイン
日本 1 – 1 クロアチア(PKで負け)


ベスト16の壁を突破できなかったが、ドイツ・スペインを倒したのは見事。
しかし、守備的にいってカウンターで仕留めるという弱小国のサッカーがたまたまうまくいっただけのように思える。
博打が当って強豪国を倒したものの、勝たなきゃいけない相手には勝ちきれなかった。
ちぐはぐな印象を受ける戦績だった。
クロアチアには十分勝てそうな試合展開だっただけに悔しい敗戦だった。

各選手ごとの感想

権田修一:GK

素晴らしいファインセーブが多かった。
権田の奮闘がなければ予選を突破することは難しかった。

強豪国相手だとビルドアップがうまくいかず権田がロングキックする場面が多かった。
ビルドアップは相変わらず日本の課題に思えた。

シュミット・ダニエル:GK

1試合も使われなかったのは意外。
シュミットを採用した方がビルドアップが機能するイメージはあったが……。

長友佑都:DF

さすがの守備力だった。
反面、攻撃する場面でボールを長友が持っても期待できないのが残念だった。

酒井宏樹:DF

安定したパフォーマンス。
長年、海外で戦っていただけはある。
ハイボールにも強いし安心感があった。

伊藤洋輝:DF

コスタリカ戦で評価を落とした選手。
三笘にボールを供給しない理由が良くわからなかった。
まだ若いので次のWCに向けて頑張って欲しい。

吉田麻也:DF

危なっかしいプレーが多かった。
コスタリカ戦では致命的なミスをおかした。
ビルドアップ時にもボールを保持しすぎて危ない場面が多発。
見ていてヒヤヒヤした。

クロアチア戦のアシストは見事だった。
よく足を伸ばして触った。

谷口彰悟:DF

僕の想像以上に安定していた。

板倉 滉:DF

クロアチア戦に累積警告で出れなかったのが残念だった。
吉田が引退すると板倉・冨安のコンビがCBになる?
吉田・冨安より安定しそうなコンビ。

冨安健洋:DF

安定感が抜群。日本の至宝。
怪我さえなければ最高の選手。
右SBとしてスペインの攻撃を封殺したのは見事だった。

柴崎 岳:MF

一回も出場できなかった。
出さないなら大迫をメンバーに入れてほしかった。

遠藤 航:MF

毎試合のスタッツが見事。
素晴らしい選手。
日本の心臓と言っても過言ではない。
WCでもデュエルの強さを見せてくれた。

守田英正:MF

かなり調子が悪そうだった。
パス精度がいつもよりぱっとしなかった印象がある。
もっとやれる選手のはず。

鎌田大地:MF

全戦通してぱっとしなかった。
WC直前までめちゃくちゃ調子が良かっただけに、とても残念だった。

相馬勇紀:MF

通用していなかった。

三笘 薫:MF

日本代表の中で別格の攻撃力があるのになぜか後半からしか使ってもらえない男。
三笘がいなければ予選を突破することは叶わなかった。

後半から起用する意味が僕には分からなかった。
パスもドリブルもシュートもできる選手を控えにする必要があるのだろうか?
別格にうまいから後半から出ても活躍できるだけでは?
メッシを後半から使うような愚策だと思う。
三笘を先発で使った方が得点期待度は高いと僕は信じている。

堂安 律:MF

ドイツ・スペイン撃破の立役者。
勝負強さを見せてくれた。
スペイン戦のミドルシュートは凄まじい威力で度肝を抜かれた。

クロアチア戦では途中で交代されてしまったが、最後まで残してほしかった。
堂安がいれば前線でキープできるし、
PKのようなメンタルが求められる場面でも強いはず。

田中 碧:MF

スペイン戦では三笘の折り返しを押し込んで逆転ゴールを決めた。
パフォーマンスは全体的に良かったと思う。

久保建英:MF

スペイン戦では前半かなり動きが良かったのに交代されてしまった。
クロアチア戦では発熱で病欠。
久保がいれば違った展開が見れただろうに……。

インテリジェンスが高く、チャンスメイク能力が高いので、いれば攻撃が活性化する印象がある。
ただ、森保監督からはそこまで信頼されていない感じがする。
久保をうまく使える監督が就任することを祈りたい。

伊東純也:FW

伊東のサイド攻撃は明確に日本の武器。
伊東と三笘を両サイドに配置して両サイドから攻撃しまくる日本が見たかった……。

浅野拓磨:FW

ドイツ戦ではスーパーゴールを決めた。
クロアチア戦では全く通用しなかった。
パフォーマンスにムラがあったのが残念。

特にクロアチア戦では浅野が全然ボールを収めてくれないので、
攻撃が機能不全に陥る場面が多かった。

南野拓実:FW

機能していなかった。

大迫のようなポストプレーヤーがいないと輝けない選手なのかもしれない。
南野を使うなら大迫は必要だったように思える。

前田大然:FW

献身的なプレスでチームに貢献した。
ドイツ・スペインを撃破した要因の一人。
素晴らしいスプリントだった。
守備的に戦うなら絶対に必要な選手。
凄まじい速度で何度もスプリントできるスタミナがあるのが素晴らしい。

上田綺世:FW

通用しなかった。

町野修斗:FW

一回もピッチに立てず。
DFが怪我や累積警告でカツカツだったから、
サイドバックもできる旗手を呼んだほうが良かったように思う。

森保監督の采配について

守備的に構えてカウンターで仕留める。
上記のスタイルでドイツ・スペインを撃破したのは見事。
勝負師としては一級品であることを証明した。

しかし、どの試合でもビルドアップに苦しむシーンが多かったのが残念。
DF間でのボール回しに苦しみ、権田がロングキックでごまかす場面を何度も見かけた。
ロングキックするならポストプレーヤーである大迫は必須だったように思える。

四年間かけて何を積み上げてきたのかが良く分からない。
結局、攻撃は三笘の個人技or伊東のスピードに頼っているだけに見える。
日本選手の質が高まっているから勝てただけではなかろうか。

ドイツとスペインを倒したから、この四年間は間違ってなかった、と決めてしまうのは危うい気がする。

森保監督の続投の可能性について

個人的には違う監督にしてほしい。

選手起用が納得出来ないことが多いし、
そもそも五輪・アジアカップ・WCすべてで目標達成できていないのに続投ってどうなの……?

無難なインタビュー多いし、
もう新鮮味もない。
これではライト層も盛り上がらない。
商業的にもいまいちだと思っている。

日本代表のこれから

スペイン戦でのプレスの仕方は鎌田選手が発案した方法らしい。
選手主導・合議制と書けば良いイメージを持つが、
それなら監督の存在する意味がない。

戦術家に率いられる日本代表が見られることを祈っている。

2023年7月27日コラムサッカー

Posted by raishin