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【スキップ・ビート!】個人的に好きなセリフ&名言集

漫画

スキップ・ビート!とは?

あらすじ

尽くしてきた男(ミュージシャン)に家政婦扱いされた上に捨てられた主人公「京子」
復讐のために芸能界に入ることになるが……

少女漫画にあるまじき主人公

基本的に主人公が恋愛に否定的なのが良い。
メルヘン好きなくせに恋愛感情を拒絶、
毒々しいセリフを吐くことも多いイカレた主人公が実に魅力的。

おすすめ少女漫画の一つ

過去におすすめの少女漫画を紹介した記事がある
スキップ・ビート!は当然おすすめした。

30代男性が選ぶ少女漫画のおすすめ一覧

個人的に好きなセリフ&名言集

お嬢ちゃん…あなた…女、子供は泣けば誰かが助けてくれると思っていない?

シチュエーション

第一巻にて、
泣いてる子供に京子が言ったセリフ

感想

これ、主人公のセリフなんだぜ?惚れるわ。
このセリフを読んで、この漫画を最新刊まで読もうと決めた。
ここまでインパクトのあるセリフをかます主人公も珍しい。
第一巻でこんな一言を言える主人公に出会うのは、本当に稀なことだと思う。
主人公のイカレタ性格がこの一言に凝縮されていて、物語への期待感が爆上がりした。

自分には向いていないとか無理だとか  八方手を尽くした人間だけが言う事だ

セリフ全文

「自分には向いていないとか無理だとか  
 八方手を尽くした人間だけが言う事だ  
 お前は何か手をつくしたか?」

シチュエーション

第2巻にて、
芸能界入りを諦めようとした京子に対して大将が言ったセリフ。

感想

京子の居候先の大将が言ったセリフ。
大将かっこよすぎだろ。
普段から手を尽くしていない自分としては突き刺さる言葉でもある。
諦めが早い自分を反省する羽目になった。

「八方手を尽くそうと思えることがある」事自体けっこう幸せなことかもしれない。
何かに情熱を注げる対象があること、
そしてそれに向かって全力を出せる環境や意志があること、
それはとても貴重で素晴らしいことなんだと思う。
僕も人生において野望はあったけど、
「八方手を尽くしてまで達成しよう」とまでは思えなかった。

だから、芸能界でも陽のあたらない場所を歩かせてあげるって言ってるの

セリフ全文

京子
「瑠璃子ちゃん…見てて
 私ラブミー部としての使命を果たしてみせるから」
瑠璃子
「どういう意味?」
京子
「いやだ、私の仕事っ
 太陽から瑠璃子ちゃんを守るために
 日陰を作ってあげる事だったでしょう
 だから芸能界でも陽のあたらない場所を歩かせてあげるって言ってるの」

シチュエーション

第3巻にて、
映画の仕事を瑠璃子から奪えるチャンスを得た京子が言ったセリフ。

感想

このどす黒いセリフを主人公が吐くってのがたまらない。
純真な主人公では絶対言わないセリフをぽんぽん吐くのが京子の良い所。
この主人公の毒々しさ、本当に好き。
京子さんは舐めた態度をとってくる相手には基本的に噛みつくスタイルなのが良いんだ。
いつもニコニコしているだけの主人公とは違って、
相手を容赦なく追い詰めるその姿勢に痺れる。

このセリフを読んで、ますます京子の魅力に引き込まれてしまった。
芸能界という厳しい世界で生き抜くために、
京子が強烈な覚悟を持っているかが伝わってくるシーンであった。

どんな理由があったにせよ、戦場で気を失う様な人間に生き残る資格なんかないと思うの!!

シチュエーション

第3巻にて、
怪我をした状態で茶道の演技をした京子が痛みにより気絶する。
結果、瑠璃子から役を奪えなかった京子が呟いたセリフ

感想

少女漫画……?
軍人のようなセリフに抱腹絶倒。
京子のたくましいセリフ、基本的に好き。

ちなみに5巻の目次が完全に戦記物で笑える。

ACT.24:衝撃の向こう
ACT.25:開いた傷口
ACT.26:戦闘態勢
ACT.27:バトルガール
ACT.28:絶体絶命
ACT.29:微笑の理由
「芸能界の物語」とは思えない目次に目を疑った。

「君みたいに親に甘えきった子供見ると人生には苦渋というものがあるんだと教えてあげたくなるの」

セリフ全文

「あら子供を子供扱いして何が悪いの?
 …私ね君みたいに親に甘えきった子供見ると
 人生には苦渋というものがあるんだと教えてあげたくなるの」

シチュエーション

第9巻にて、
芸能人一家の有名子役「上杉飛鷹」が親の権力を使って京子を脅す。
それに対して京子が言い返したセリフ。

感想

主人公のセリフかこれ。
くそわろた。
京子の毒のあるセリフ本当に好き。
一般的な少女漫画の主人公なら、
性格の良さとか愛で解決しそうな事案を真っ向からバッサリ斬りつける京子さんが素晴らしい。
京子の鋭い言葉のセンスが、この作品に独特の魅力を与えている。

神様は私に意地悪なのよ。私がわがまま言うと、きっとまた私の大切なものを奪っていくの

セリフ全文

「神様は私に意地悪なのよ……っ。
 私がわがまま言うと、
 きっとまた私の大切なものを奪っていくの……っ
 どんなに秘密にしておいたって神様なんて勝手に人の心をのぞくんだから…っ
 私の考えてる事も見抜いているかもって…
 そう思い始めたら…
 怖く…っなって…っ」

シチュエーション

第20巻のマリアのセリフ
マリアの母親はマリアの誕生日に飛行事故で亡くなった。
マリアは自分のわがまま「誕生日をママといっしょに過ごしたい」のせいで母親が亡くなったと思っているため、
それ以降父親に甘えることができなくなった。
京子はそれを察して誕生日会ではなく、皆に感謝する会をマリアの誕生日に企画。
その感謝会にてマリアの父親がサプライズで登場し、
マリアが号泣した。

感想

このシーンで号泣した。
何度読んでもこの巻では涙が出る。
『スキップ・ビート!』で一番感動したし、一番印象に残っているシーンでもある。
このセリフの後にマリアは父親に抱きしめられて愛を伝えられる。
マリアの心の痛みと葛藤が伝わってきて、涙腺が崩壊した。
自分のわがままで大切な人を失ったと思い込んでしまうマリアの気持ちが強烈に伝わってくるシーンだった。
その上で、京子の配慮が光る感謝会の企画が本当に素晴らしかった。

だから嫌だったのに、恋なんて…愚者になるだけじゃなくて…人で無しにまでなるなんて

セリフ全文

「最…低…
 だから嫌だったのに…恋なんて…
 愚者になるだけじゃなくて…
 人で無しにまでなるなんて」

シチュエーション

第34巻にて、
京子の「蓮への恋心」が社長にばれる。
社長の「もし蓮に恋人ができて結婚なんかしちまっても、君は笑顔で祝福するんだろう?」
というセリフに京子は肯定しようとして、しかしできなかった。
それを嘆いたセリフ。

感想

恋愛するとキレイな気持ちではいられない。
嫉妬するし、相手の行動が逐一気になるし、
自分がどう思われているか悩むのが当たり前。
相手が誰かと付き合うことを祝福できるわけがない。
祝福できない自分を責める京子は良い子。

恋愛に超絶マイナスイメージを持った京子がとうとう恋愛感情を認める、
という重要なシーンでもある。
自分の醜い感情を認め、地獄に落ちてもいいから「誰かと蓮の幸せ」を祝福しないと言い切る。
『スキップ・ビート!』屈指の名シーンだと思う。
京子の心の葛藤と、その中で見せる正直な感情に心が揺さぶられた。

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Posted by raishin