FF7リバース:感想

戦闘システムの感想
戦闘難易度
FF7リメイクでもそうだったが、
今作でも敵は硬い。
基本的に弱点を突いてHEAT状態にしてバーストを狙う必要がある。
初見の敵は「みやぶる」でHEAT状態にする方法を調べる手間がかかるので面倒。
特にボスは硬く、バースト状態にしないとまともにダメージが通らないこともザラ。
僕は最初のエリアだけは難易度Normalでやったが、
その後は難易度EASYで進めた。
EASYでも戦闘はそれなりに大変だった。
シナリオを早く進めたい人はEASYを推奨したい
空中攻撃・遠距離攻撃が使いやすくなった
FF7リメイクではクラウドの空中性能が悪く、
遠距離攻撃もなかったので浮いている敵に苦戦することが多かった。
しかし、今作ではラピッドチェインなどの武器アビリティが空中の敵でも追尾してくれる。
また斬撃を飛ばす遠距離攻撃も搭載されたのでストレスが減った。
みやぶる前提の戦闘システム
相手をHEAT状態にするための弱点を知るためには「みやぶる」が必須。
特にボスは弱点がわからないと苦戦する。
全キャラに「みやぶる」マテリアは付けておいた方が良い。
個人的には「みやぶる」前提の戦闘システムなのは好みじゃない。
システムの感想
キャラクター育成
スキルツリー・スキルブックで開放できるスキルがどれも地味なので効果が実感しにくい。
クラウドは各種連携アクションを開放しておくと、
ATBが溜まっていない時にやれることが増えるのでおすすめしたい。
見た目からFF10みたいな育成システムかと思いきや、
そこまでの自由度はなく、
そこまでの強スキルも得られない。
うん、とにかく地味。
無駄なリアリティー
FF7リメイクもそうだったが、
・人とぶつかると移動速度が落ちる。
・崖から落ちそうになると「おっと」みたいなモーションをとる。
・イベント会話中は歩きを強制される
・匍匐前進は無駄にR2・L2ボタンを押させて、ゆっくり進む。実に面倒
上記のようなユーザーにストレスを与える無駄なリアリティーが多い。
ユーザー体験をあえてマイナスにする要素は引き算してもよいのでは?
ワールドマップ
グラスランドエリアでは美麗なワールドマップを散策できることに感動し、
探索しまくった。
しかし、エリアが進むにつれ探索をしなくなった。
探索をしなくなった理由としては下記を挙げたい。
・行けそうで行けないところがやたら多い
・やることがエリアが変わっても共通なので飽きる
・チャドリーとの会話がだるい
・探索することで得られる報酬もシナリオを進めるだけなら不要
・探索に必須のチョコボを利用するための捕獲ミニゲームが超面倒くさい。
・メインシナリオに関連するイベントが少ない。
ミニゲーム
数が多すぎる
シナリオをクリアするだけでも凄まじい数のミニゲームを強要される。
ワールドマップの探索でも小型ミニゲームをクリアする必要があり、
ミニゲームが嫌いな人は発狂するゲームとなっている。
数が多すぎて、
すべてのミニゲームの感想を書くのはきつい。
特に印象に残ったミニゲームだけ触れていく。
チョコボ捕獲という苦行
そのエリアでチョコボを利用するにはチョコボ捕獲ミニゲームをクリアする必要がある。
これが超面倒くさい。
このミニゲームがだるすぎて、
僕は後半のエリアの探索を諦めた。
モーグリ捕獲という苦行
モーグリ捕獲ミニゲームをクリアするとモーグリショップが利用できるようになる。
グラスランドエリアのミニゲームはクリアしたが、
以降のエリアでは一切プレイしていない。
難易度が高く、何度もやり直しが必要になったので心が折れた。
非常にストレス。
クイーンズブラッドは楽しい
僕は遊戯王プレイヤーなのでカードゲームは得意。
とても楽しくプレイできた。
ただ後半になってくるとシナリオ攻略を優先するようになり、
ほとんどプレイしなくなった。
新社長就任祝賀パレードは楽しい
隊長演説でクラウドが「俺達は最強だ!」とノリノリになっているのが面白かった。
ミニゲーム自体はさほど難しくない。
新社長就任祝賀パレードイベントはお祭り感があって、
プレイしていて楽しかった。
クラウドとモブ部下達のやりとりが熱くて、謎に感動を抱く。
パイレーツ・ランページ
クラウドの水着を手に入れるために強制的にプレイする羽目になるミニゲーム。
単純な射的ゲームなので難易度は高くない。
シナリオを攻略するだけなら、特に苦戦しない。
高スコアを目指すなら大変だと思う。
デザートラッシュ
アンダーソーサーでギサールの野菜を手に入れるためにプレイする羽目になるミニゲーム。
ボックスを壊すことでスコアを伸ばしていくゲーム。
難易度はけっこう高く、僕は何回かやり直した。
どこに行けばよいかわからなくなって迷子になることが多いミニゲームだった。
正直苦痛だった。
デザートラッシュの上級をクリアするとドラゴンクローが手に入るが、
僕は速攻諦めた。
ラン・ワイルド・バトルロイヤル
難易度が高い。
自陣のゴールをひたすら守り、
隙があったらゴールを狙う戦略で何とかクリアした。
何回もやり直しが必要になり、
キレそうになったミニゲーム。
僕の中のベスト&ワーストミニゲーム
ベストミニゲームはクイーンズブラッド。
戦略性があって、
デッキ構築が楽しかった。
ワーストミニゲームはチョコボ捕獲。
新エリアの探索にチョコボは必須だが、
あまりにミニゲームがだるすぎて諦めたくなる。
実際、僕は後半のエリアはまともに探索していない。
シナリオの感想
頻繁な幻覚がテンポを乱す
クラウドが頻繁に幻覚を見るので、
プレイしていて何が本当なのか分かりにくく混乱しやすい。
魔晄中毒&劣化&セフィロス(ジェノバ?)からの精神汚染?で精神がだいぶやられている。
毎度ノイズ演出から移動速度が亀状態になるのでイライラする。
EDでは黒マテリアをバスターソードに装備していたので、
精神汚染は進んでいそう。
盛り上がるシーンが混乱で台無し
エアリスがセフィロスに刺されて死ぬシーン。
FF7を象徴するシーンでもある。
リバースにおいては、
セフィロスの剣をクラウドが弾く。
しかし、次の瞬間エアリスの血が描かれ、結局エアリスは死んでしまう。
おお!エアリス生存するのか!?
と思わせてからの
え?刺されてる?剣を弾いたのに?ん?どういうこと?
と、混乱のうちにエアリスがお亡くなりになる。
展開が意味不明すぎて、
本来味わうべき悲しみや怒りがまったく湧いてこなかった。
ひたすら?が脳内を飛び交うシーンになってしまった。
原作ではクラウドの名言が流れ、エアリスを失う悲しみを痛感するシーンだけに、
なんでこうなってしまったん?
と言いたくもなる。
終盤のよくわからない展開
リメイクの時と同じく終盤は理解しにくい展開が続く。
・エアリスが生存したかと思ったら死んでいる。
・なぜかクラウドだけは死んだ?エアリスと会話できる。
・宇宙空間みたいなところでクラウドとザックスが共闘。
・黒フィーラー、黒目玉フィーラー、白フィーラーが出てくるが、どういう違いがあるのか分からない。
・クラウドは精神汚染くらっていてセフィロスの言う通りに動く時もあれば、そうでない時もある。エンディングではクラウドの精神汚染は解除されてなさそう。
とにかく意味不明な展開が多く、
謎だらけのせいでラスボス戦は集中できなかった。
エアリスとザックスの再会が叶わない
僕はザックスとエアリスが再会するシーンが見たかった。
そのためだけにリバースをやっていたと言っても過言ではない。
しかし結局、今作では叶わなかった。
クラウドの世界線のエアリスは死んだが、
ザックスの世界線のエアリスはまだ生きているので、
次回作に期待したい。
総合評価:大作だけど駄作
プレイ時間は50時間ほど。
・テンポが悪く、やりたくないミニゲームを強要されることが多い。
・戦闘システムが好みじゃない
・終盤のシナリオもいまいち。
・見たかったザックスとエアリスの再開シーンも未搭載
僕は評価しない。
正直プレイするのがきつかった。
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