※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

持ち家・賃貸の比較の結論。

2022年8月26日コラム

僕は人生で15回以上の引っ越しをしてきました。
自分の住所履歴を見ると、逃亡している犯罪者なみに転々としています。
実家、自分で買ったマンション、賃貸物件、ありとあらゆる物件に住んできました。
その上で持ち家と賃貸どちらが良いか結論が出たので共有します。

結論

結論から言うと僕は賃貸  持ち家 だと思っています。
賃貸の方が優れている理由を説明していきます。

持ち家より賃貸をおすすめする理由

隣人リスク

買ったマンションに住んでみたら上階の子供が真夜中でも運動会状態。
注意しても全く直らない。
管理会社に連絡しても「住人同士のトラブルには口を出せません」と冷たい。
こんなはずではなかったのに…。

念願の一軒家を買って住み始めたら、近所の老人に粘着される。
「お宅の掃除機の音で眠れない」
「ゴミ出しの仕方がなってない」

こんなはずではなかったのに…。

2例ほど挙げましたが、低くない確率で隣人トラブルは起きます。
・隣人の外国人が夜中にダンスミュージックを爆音でかけている。
・夜中寝ているのに、お宅の騒音で寝れないと謎の苦情が入る
・年中別れ話をしているのか女性の怒声と何かを破壊する音が隣から聞こえる

上記は僕が体験したトラブルです。

これ系のトラブルって事前調査では判明しません。
その物件に一週間泊まって観察して初めて判明するレベルです。

賃貸ならちょっと我慢して引っ越せばいいのですが、
持ち家は軽々と手放せません。
選べる選択肢が我慢しかないのです。

高齢化社会になり在宅率がどんどん上がっていくと思われるので、
ご近所トラブルはさらに増えていくと僕は推測しています。
なので、逃げられない持ち家はかなりリスクがあると感じています。

持ち家が人質にされるリスク

持ち家を買った瞬間に転勤が決まる。
大手企業ではよくある話です。
特に大手銀行に就職した友人からたびたび聞きます。

これ偶然だと思いますか?
僕は違うと思います。
似たような事例がいくらなんでも頻発しすぎています。

「家を買って借金を背負ったから多少無理な話を持ちかけても断らないだろう」
人事担当者が上記のように思っている可能性は高いです。
家を買うことで、借金というリスクを抱え、逃げられなくなってしまいます。

自分の買ったマンションに親を住まわせたら、
家賃を払わなくなってしまった、
なんて事例も存在します。

裁判するにも労力がいるし、親との関係は最悪になります。
公的機関に相談しても「親子の関係なので、なるべく話し合ってください」と言われます。
物件を売り飛ばしたくても親が邪魔でどうにもならない。

持ち家を人質に取られると本当に大変なのです。
よって持ち家はおすすめしません。

生活スタイル変動リスク

・家族の数、
・通勤する会社、
・年収、
・治安の良さ、

住環境を決める際、上記のような変数を考慮して家さがしをすると思います。

さて、その変数は10年経っても同じでしょうか?
まず同じになることはないでしょう。

・子供が生まれて部屋数が足りなくなる。
・転職して通勤する会社が変わる。
・会社の業績が悪化して年収が半分になる。
・子供ができたので治安の悪さが気になる。

ライフイベントにより変数の値は変わり、優先する条件もどんどん変わっていきます。

賃貸なら条件に合った物件に引っ越せばいいだけです。
しかし、持ち家だと簡単にはいきません。
売り飛ばして新しい物件を買うのも簡単ではありません。
賃貸に比べてとにかく手間とコストがかかります。

未来を見通すことは不可能なので、持ち家はおすすめしません。

資産価値リスク

持ち家にした場合、いずれ売却する時に高値で売れたら最高ですよね。
しかし、日本の場合、素晴らしい立地でもない限り高値で売れません。
特に一戸建ては高値で売るのは難しいでしょう。
そもそも需要が小さすぎて長期間売れないことだってあります。

かつて不動産や土地の価格が上がり続けた黄金時代がありましたが、
今はそういう時代ではありません。

好立地以外では資産価値に期待するのは難しいと思います。

持ち家の方が優れている点

リスクを長々と書きましたが、持ち家のメリットも当然あります。
同じ家に長期で住み続ける場合、賃貸よりコストがかかりません。

リスク多き時代は賃貸のほうが良い

住環境を決める時はメリットよりデメリットに注目したほうが良いと思っています。

持ち家のデメリット
・隣人リスクに対応し辛い
・借金が大きすぎて人質にされやすい。
・ライフイベントによる生活変動リスクが大きい
・資産価値は基本的に下がる。


賃貸のデメリット
・持ち家より高くつくことがある

デメリットを比較すると、やはり持ち家はリスクがあると言わざるをえません。
一軒家を立てることが夢、等の強烈な意思がない限り、
賃貸にしておくのが無難だと思います。

老後だと家を借りられない可能性があるか?

これから老人比率がさらに上がる超高齢化社会になります。
その状態で老人だと家を借りられない、
なんてことが多発するでしょうか?
僕は老人でもキャッシュフローに問題なければ借りられると思っています。
老人だらけの日本で、老人の賃貸を断っていては部屋が埋まらずに大家さんだって困るでしょう。

「老人だと賃貸は難しいから、家を買っておくべき」という説は、
物件を買ってもらいたい不動産業界のプロパガンダだと思っています。
なので、心配しなくてよいと思います。

どうしても借りられなければ公的機関に相談すれば、
何かしらの措置はとってくれます。
少なくとも「何ともできないのでホームレスになってください」とは言われないでしょう。

まとめ

僕は断然賃貸派です。

2022年8月26日コラム

Posted by raishin