立つ鳥後を濁さずの嘘:円満退社などする必要なし

退職の仕方のアドバイスを求めてネットを検索すると、
「円満退社」を勧める人がけっこういらっしゃいます。
僕の個人的な考えですが、
特殊なケースを除いて、
円満退社に拘る必要はないと思っています。
辞めたいならさっさと辞めたほうがよいです。
その理由などを解説していきます。
「円満退社」に拘ったほうがよい例外
先に「円満退社」に拘ったほうがよい例外を挙げておきます。
・ 退職する会社から仕事を頂く等、今後も密接に関わる可能性がある場合
・ 社内結婚したケースのように配偶者が退職する会社にいる場合
上記のようなケースだと円満退社を目指したほうがよいと思われます。
揉めて仕事を頂けなくなる。
社内に残った配偶者が辛い思いをするなど、
強烈なデメリットがあります。
円満退社が不要な理由:メリットがない
そもそも円満退社をするメリットがあまりないからです。
例を挙げます。
僕の父は何度も転職をしている人です。
どの会社を辞める場合も彼は円満退社を心掛けていました。
義理堅い性格なので、退職する会社から
「引き継ぎあるから半年先までいてくれ」
「引き継ぎのために有給の消化はしないでほしい」
みたいな会社都合の依頼を全て受諾していました。
会社の都合を丸呑みしたせいか確かに円満に辞めることができました。
「その後いいことあった?」
僕の質問に父は首を横に振りました。
退職後、退職した会社から何かしてもらったことはないそうです。
それどころか円満に退職したのに、
「身勝手な奴」と酷評されたり、
他の人のミスが父のミスにすり替わったり……。
会社は辞める人間がその後どうなろうと知ったことではないのです。
もちろん素晴らしい企業は違うのでしょうが、
そんな素敵な企業だったらそもそも退職しません。
ちなみに僕は退職時に会社都合の依頼を全て断っています。
「引き継ぎがあるから二ヶ月後までいてもらわないと困る」
→私は困りません。最低限の引き継ぎをしたら有給を消化させて頂きます。
「今抜けられると会社に損害が出る。最悪、損害賠償までいくがよいか?」
→お好きにどうぞ。裁判も受けてたちますよ。
上記のように強気で断っても、その後何の問題もありませんでした。
在籍するのに嫌気が差している会社は、
相手の都合など考えずにさっさと辞めましょう。
円満退社は会社側にはメリットがありますが、
労働者にはあまりメリットがあるようには思えません。
なので「円満退社」を勧められてもあまり気にすることはありません。
「立つ鳥後を濁さず」と言いますが、
仮にうんちまみれにして去ったとしても特にあなたにデメリットはありません。
頭に来たら糞まみれにして退職するほうが逆にスカッとして気持ち良いかもしれません。
円満退社が不要な理由:ローリスク
円満対処を勧める方がよく言うのが「リスク」です。
揉めて辞めるとよくない噂が回って転職し辛くなるというのです。
上記の理屈は非常に眉唾だと思ってます。
企業は星の数ほど存在するので、
退職する会社の連中が死ぬほど努力して悪評をばら撒いたとしても影響力は微々たるものです。
よっぽど狭い業界で、
かつ退職する会社の連中の影響力が甚大でなければリスクなどないに等しいでしょう。
しかも現在は人手不足です。
供給が足りていない現状において「噂話」だけで人材を切ることはないと思われます。
まとめ
円満退社は不要です。
円満退社にこだわったせいで辛い思いをしている友人たちを多く見てきました。
もっと軽い気持ちで退職すべきです。
ちなみに退職の仕方は下記サイトがめちゃくちゃ参考になります。
退職完全マニュアル
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